ザガートがボディワークを手掛けた世界に1台のアストンマーティンが、オークションに出品
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英国の高級スポーツカー・メーカーであるアストンマーティンと、イタリア名門カロッツェリアのザガートの関係には、長く輝かしい歴史がある。ザガートがボディを架装したアストンマーティンは、どれも大変希少価値の高いモデルではあるけれど、「DB4GTザガート」や「DB7ザガート」など、そのほとんどが少数限定とはいえ複数台が製造されてきた。しかし、この「DB9 スパイダー・ザガート・センテニアル」は違う。世界に1台しかないアストンマーティンだ。

6.0リッターV型12気筒エンジンやカーボン・セラミック・ブレーキ、そして独特のボディワークを持つこのDB9 スパイダー・ザガート・センテニアルは2013年、同じようなスタイルの「DBS クーペ・ザガート・センテニアル」と共に、アストンマーティン創業100周年を記念してザガートがハンドメイドで製作した。英国で「DB9ヴォランテ」として製造された後、イタリアに運ばれて1年掛けてボディワークが施され、再び英国に戻りアストンマーティンの100周年記念フェスティバルで初公開された 。その後、カリフォルニア州モントレーのペブルビーチで再び披露されてから、オーナーとなる米国人、ピーター・リード氏の元に届けられた。

以来、カリフォルニア州でこれまで唯一のオーナーの元、2年の月日を過ごす間に2,300マイル(約3,700km)の距離を重ねたが、このほどRMサザビーズ社に預けられ、8月14・15日にモントレーで行われる同社主催のオークションに出品されることになったのだ。

その落札予想価格は、新車で販売されているDB9ヴォランテの約2倍にあたる38万ドル(約4,600万円)から45万ドル(約5,400万円)。しかし、英伊協働で創り出された傑作の高い希少価値を考えれば、この金額なら手堅い投資にも思える。顧客のためにカスタムされた車両であるにも拘わらず、メカニカル・コンポーネントは2016年3月までメーカーによる保証の対象となるそうだ。

今回のオークションには、このワンオフモデルの他にも、1968年型マセラティ「ギブリ・スパイダー」のプロトタイプや、フェラーリデイトナ」の米国仕様1号車、初期型ランボルギーニカウンタック 」、非常にレアな1973年の日産「スカイライン GT-R」(いわゆる"ケンメリのGT-R")などの出品が予定されている。注目すべきクルマが多数出品されるが、開催までの数カ月の間に、さらなる出品車両が追加されるに違いない。詳しい情報はRMサザビーズ社の公式サイトをどうぞ。



By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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