【レポート】レクサスが、「RC」クーペの前に3列シートのCUVを商品化しなかったことを後悔
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自動車メーカーは販売代理店、ひいては顧客が要望する商品を供給しようと努めている。日本発の高級車ブランドであるレクサスの場合、それがスポーツクーペと3列シートを持つクロスオーバーだった。結果的に、同社は前者を優先して「RC」を発売したが、今となっては、3列シートで7人乗りのクロスオーバーの開発を先に進めるべきだったと感じているようだ。

これは、北米トヨタのジム・レンツ最高経営責任者(CEO)が、2017年までに同社が北米本部の移転を予定しているテキサス州プラノの仮社屋で行われたインタビューで、米自動車メディア『Automotive News』に答えたもの。レンツCEOは「後知恵だが、10年前に戻って決断を下すとしたら、現在の状況を見ると、3列シート(のクロスオーバー)を先に販売すべきだった。戦略的に考えれば、必然的に販売台数が少なく高価格でイメージを牽引する商品よりも、(3列シートのクロスオーバーは)重要なクルマだ」 と語っている。

クロスオーバーとSUVはレクサス・ブランドで大きな売れ行きを占め、なかでも5人乗りの「RX」 (上の画像)は最大のヒット商品となっている。よりコンパクトな「NX」も堅調なスタートを切っているが、同ブランドが提供している3列シートを備えた車種は、トラックがベースのSUV「GX」と「LX」のみ。しかし、3列シートのクロスオーバーはなくとも、レクサスの業績は好調で、北米市場の高級車部門における売り上げはBMWメルセデス・ベンツに次ぐ多さだ。

アウディ「Q7」メルセデス・ベンツ「GL」のような3列シートを備えるクロスオーバーの投入が、レクサスにとって直近の最優先課題なのは明らかだが、これ以外にも計画があるようだ。レンツCEOによれば、レクサスは近い将来、高級車のエントリー・クラスにセダンとクロスオーバーの新型車を投入するという。だが、メルセデス・ベンツ「CLA」アウディ「A3」との競争は考えていないそうだ。「高級車が高いのには理由がある」というレンツCEOは、「リース料金をたかだか月額20ドル(約2,400円)ほど安くするために、自社のクルマの価格を下げることはしたくない」と断言する。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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