自動車メーカーは、全世界統一デザインで展開する戦略をとるメーカー、地域ごとに合わせたデザインを採用するメーカーがある。

また、メルセデス・ベンツやBMW、ボルボなどクラスを超えても共通感のあるデザインを採用していることが多いが、トヨタは、上下モデル間でも全く違ったフェイスデザインで展開することが多い。

そこで、そんなトヨタ車がお隣の中国でどのようなフェイスに変わっているかを比較してみた。
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トヨタ・ブランドのフラッグシップカーの「クラウン」は国内専用モデルと思われがちだが、中国では左ハンドルモデルが発売されている。

中国版クラウンのサイズは全長5,020mm × 全幅1,805mm × 全高1,480mmでホイールベースは2,925mm。

日本の「クラウン・マジェスタ」が全長4,970mm × 全幅1,800mm × 全高1,460mmで、ホイールベースは2,925mmなので、ホイールベースで比較するとクラウンベースというよりマジェスタベースとなっている。さらに、全長で50mm、全幅で5mmほど大きくなっているのだ。

中国市場では、上級モデルの多くのモデルがロングホイールベースへストレッチされるなど、より大きなボディが好まれるようだ。

フロントグリルは、横ラインの比較的オーソドックスなデザインが採用されているが、メッキを多用することで、更なる高級感の演出が行われている。





リアも中国版はデザインが別のテイストに仕上げられている。

マークXに近いスポーティな印象の仕上げは、日本的にはクラウンらしくないデザインであるが、レクサスやアウディを思わせる今風のデザインとなっている。

エンジンはマジェスタよりも大きなボディでありながら、なんとV6の2.5Lのみの設定となっている。なお、価格は27.98万元~38.58万元(約537~740万円)。

中国市場では、見栄えが重視され、走りの余裕はそれほど重要視しないのかも知れない。


その他、中国市場では「マークX」は「レイズ」の名前で、「エスティマ」は「プレビア」の名前で販売されているため、フロントグリルのマークXの"X"やエスティマの"E"のエンブレムは、トヨタエンブレムに変更が行われ、左ハンドル化されて売られている。

中国市場には専用モデルも投入されているが、欧州には投入されていないクラウンやマークXのような日本ローカルモデルもそのまま左ハンドルで進出していることを考えると、中国市場は日本市場に嗜好が近いことが分かる。

トヨタには、「ノア」や「ハリアー」「スペイド」「プロボックス」など日本専用モデルはまだまだあるので、市場の広がりとともにこうしたクルマも中国市場に投入されていくのだろうか。

トヨタ自動車公式HP
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