【レポート】トヨタ「86」、2016年モデルでマイナーチェンジを受けパワーもわずかに向上?
トヨタ「86」は、北米ではサイオン「FR-S」、欧州などではトヨタ「GT86」として販売され、そしてスバルからも「BRZ」という名前で兄弟車が販売されている。これらのスポーツカーが発売された当初から、繰り返し言われて来た言葉が「高性能だがパワーが足りない」ということだ。ところが最新のによれば、近々このクーペに施されるリフレッシュで、待望のパワーアップが図られるかも知れないという。そうは言っても、4月のニューヨーク国際オートショーでお披露目されたBRZベースのコンセプトカー「STI Performance Concept」のように、最高出力300hpの水平対向4気筒ターボ・エンジンを積むと想像するのは期待しすぎだ。現実的にはもう少しつつましいものになるらしい。

トヨタ関係者が豪自動車情報サイト『Motoring』に語ったところによると、オーストラリアでは86の2016年モデルでマイナーチェンジを受け、スタインリングやパワートレインのリフレッシュが予定されているという。2.0リッター水平対向4気筒エンジンが著しくパワーを増すことはないが、全く変わらないわけでもないようだ。インテークマニホールドの改良や摩擦抵抗の低減によって、約5%のパワーアップが実現するという。つまり日本仕様のトヨタ 86で言えば、現行の最高出力200psと最大トルク20.9kgmは、それぞれ約210psと約22.0kgmにアップする計算になる。燃費も約7%ほど改善されるそうだ。

また、トヨタ 86とスバル BRZにとって既に得意分野であるハンドリング性能も、さらに向上するらしい。『Motoring』によると、このマイナーチェンジで専用開発されたザックス製ダンパーが標準装備となり、リアサスペンションのサブフレームも剛性が強化されるという。

スバルとの共同開発車という事情から、スタイリングに大きな変更はないと報じられている。それでも、ボンネットにはベントが開けられ、ヘッドライトも変更されるという。さらにフロント・バンパー下部のグリルが拡大されるそうだ。リア・バンパーもディフューザーが大型化され、エキゾースト・テールパイプを現行よりも端に配置することで、よりスポーティなルックスになるという。

ちなみに、米国では2015年後期から販売される2016年モデルのFR-S(上記写真)も、マイナー・アップデートを施されることが公式に発表されている。上記の変更点と比べればささやかなものだが、2色のボディ・カラーが追加され、インテリアの各部にシルバーの加飾が付き、音声認識技術を搭載した7インチ・タッチスクリーンのオーディオ・システムと、リアビューカメラが標準装備となる。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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