トヨタマツダは5月13日、「クルマが持つ魅力をさらに高めていく」ことを念頭に、両社の経営資源の活用や、商品・技術の補完など、相互にシナジー効果を発揮しうる、継続性のある協力関係の構築に向けた覚書に調印したと発表した。

両社はこれまでも、トヨタのハイブリッド技術をマツダ「アクセラハイブリッド」に供給したり、マツダのメキシコ工場で「Mazda2(デミオ)」をベースに、トヨタが北米で販売するサイオン「iA」を生産するなどの業務提携を行ってきた。今後は「両社で組織する検討委員会を立ち上げ、環境技術、先進安全技術といった分野をはじめとする、互いの強みを活かせる具体的な業務提携の内容の合意を目指して」いくという。

つまり、トヨタは燃料電池車(FCV)やプラグイン・ハイブリッド(PHV)の技術を、マツダはSKYACTIV テクノロジーよるガソリンおよびディーゼル・エンジンのノウハウをそれぞれ提供することになると思われる。

環境技術をめぐるこの動きは、双方にとって好都合であろう。マツダはハイブリッドの分野で出遅れており(フォードと共同開発したハイブリッド車「トリビュート」は不振に終わったのを覚えているだろうか?)、まして燃料電池車など独自開発するのは到底難しいと思われる。世界最大のハイブリッド車のマニファクチャラーであるトヨタとの協業は、この分野での成長を後押しするだろう。一方、トヨタにとっても、水素燃料電池車「MIRAI(ミライ)」に代表される燃料電池技術の開発コストを節減できるうえ、「カローラ」「カムリ」そして「RAV4」といった人気車種に、SKYACTIVテクノロジーを採用したエンジンを搭載できるという利点がある。

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By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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