【レポート】アウディCEO、F1参戦の可能性はゼロとは言えないとコメント
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約15年間に渡って耐久レースを席巻し続けているアウディに、今回またしても耐久レースから撤退してF1に参戦するのではないかという噂が浮上している。これに対し、アウディのルパート・スタッドラーCEOは今のところ何の決断も下していないが、その可能性を完全に否定もしているわけでもないようだ。

英自動車情報メディア『Auto Express』がスタッドラー氏に、今後5年以内にアウディはF1へ参戦する可能性があるかと尋ねたところ、興味深い回答が返ってきた。「F1参戦は、我々が検討している事のひとつです。ただ、検討はいつもしていますし、他にも検討をしていることがいくつもあります。(参戦の可能性があるか)イエスかノーで答えることはできません」とのこと。明確な回答ではないが、はっきりと否定しているわけでもない。

アウディの内部関係者は『Auto Express』に、フォルクスワーゲン・グループ内でアウディにFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を止めるよう圧力が掛けられていると話したという。現在、耐久レースにおいてアウディは、同じグループ傘下のポルシェと直接競い合うライバル同士だ。グループ内での競争は、レースでは良い結果を引き出せるかもしれないが財政的に見れば必ずしも得策とは言えない。

去年、アウディはF1参戦の財源確保のため、WECとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)から撤退するという噂が上がった。レッドブルのエンジン・サプライヤーとして参戦するか、もしくはトロロッソを買収し全く新しいチームを作るのではないかという2つの可能性が予想されていた。

今回、スタッドラー氏が完全否定しなかったということは、アウディのF1参戦に対する見解に何らかの変化があったと見ることも出来るだろう。というのも、昨年はアウディ・スポーツが「F1参戦はただの噂に過ぎない」とツイートして参戦を完全否定しているし、2011年にはアウディのモータースポーツ部門の代表が「F1は重要ではない」と言い切っていたからだ。今後のアウディの動きに注目したい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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