米国版『マネーの虎』で、圧縮空気を動力としたクルマが約6億円の投資を獲得
化石燃料を使って大気を汚すクルマを、空気を燃料にした小さなクルマに変えたらどうだろう。そんな発想を持って起業したZero Pollution Motorsが、米ABCのテレビ番組『Shark Tank(シャーク・タンク)』で500万ドル(約6億円)の投資を獲得した。

この番組は、日本のテレビ番組『マネーの虎』の米国版と言えば分かりやすいだろうか? 環境に関するニュースを報じるサイト『Environment News Service』によると、番組内で"シャーク"と呼ばれる投資家の一人、ロバート・ハージャヴェク氏が資金提供を確約したのは、Zero Pollution Motorsが発明した圧縮空気を動力とするクルマ「AIRpod」。冷却された圧縮空気が入ったタンクが温められると、空気がピストン・エンジンのシリンダーに流入する、という仕組みを利用して走る圧縮空気車だ。この動力源から唯一発生するものは空気なのだが、AIRpodに搭載されたフィルターを通過するため、取り込んだ空気よりもきれいになって排出されるという。最高速度は50mph(約80km/h)で、航続可能距離は80マイル(約129km)とのことだから、都市部用のクルマとしては十分だ。環境問題に特化したメディア『Treehugger』によると、タンクの充填は、ごく普通のガソリンスタンドにあるようなコンプレッサーを使って5分以内で完了でき、その際の費用も約2ドル(約240円)で済むそうだ。

獲得した500万ドルは、ハワイに最初の工場を建設するために使われるとのこと。製造を行う小規模な工場を作り、この地で販売も行う計画だという。ハワイが抱える慢性的な渋滞と大気汚染、週に1回輸送される高価なガソリンへの依存という現状を考えれば、このグリーンなクルマの実施試験には最適だろう。同社によれば、今年後半には米国で販売を開始したいとのこと。販売予定価格は10,000ドル(約120万円)となっている。




By Erin Marquis
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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