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今年2月に世界的に有名なオークション会社のRMオークションズサザビーズが戦略的パートナーシップ契約を締結したが、そのRMサザビーズがクラシックカー・オークションで最高落札金額を記録することは珍しくない。特にフェラーリに関して言えば、頻繁にそのニュースを耳にする。先週末にも、米テキサス州フォートワースで同社主催のオークション「ポール&クリス・アンドリュー・コレクション」が開催され、写真の1962年製フェラーリ「400 スーパーアメリカ SWB カブリオレ」が764万5,000ドル(約9億1,600万円)で落札され、同型モデルの最高記録を更新した。

1960年〜1964年に当時のフラッグシップ・モデルの1つとして全部で46台が製造された400スーパーアメリカは、今年2月前にやはりRMサザビーズのオークションで、ダーク・グリーンのボディに赤いレザーのインテリアが美しい1960年製「400スーパーアメリカ SWB カブリオレ」が、その時点の最高額となる638万ドル(約7億7,000万円)で落札されたばかり。また、今年1月に開催されたグッディング&カンパニー社主催のスコッツデール・オークションでは、白の「クーペ・アエロディナミカ」が407万ドル(約4億9,000万円)で落札されている。今回のアンドリュー親子のコレクションでももう1台、1963年製「400スーパーアメリカ LWB クーペ・アエロディナミカ」が出品され、こちらは286万ドル(3億4,200万円)の値が付いた。



410スーパーアメリカの後継車として造られた400スーパーアメリカは、現代で言えばブガッティ「ヴェイロン」のような、とても希少で、極めて高額な、非常に速いスポーツカーだった。2台を除き、ほとんどのクルマはピニンファリーナによるボディが架装されたが、オーナーの注文によって様々なボディが製作されたため、その多くは独自の仕様となっている。カブリオレは僅か9台のみが製造され、中でも今回出品されたシャシーナンバー「3309 SA」は、ショート・ホイールベースとして最後に製造されたモデルであるという。ヘッドライトカバーと取り外し可能なハードトップが装着されている点が特徴だ。1962年3月に完成した後、すぐに顧客の手に渡らずにジュネーブ・モーターショーに展示され、それから大西洋を渡ってニューヨーク国際オートショーにも出展されたという。最初のオーナーは米ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツに持ち込み、最高速度計測に挑戦したというから驚きだ。この時、最初の走行で145mph(約233km/h)という速度を記録している。当初はレッド・メタリックのボディにアイボリーの内装という組み合わせだったが、何人目かのオーナーが米国でレストアした際に、現在のブラックのボディと赤い内装になった。それから数々のコンクールで賞に輝いている。

もちろん、このスーパーアメリカは今回のオークションで最高値が付けられたが、それだけが飛び抜けて高い価格だったというわけではない。他にもパッカードやデューセンバーグなど、億単位で落札されたクルマが15台もあった。今回出品されたクルマは全て落札され、総額5,388万7,585ドル(約64億5,400万円)の売り上げを記録し、個人が所有するカーコレクションのオークションでは史上最高額となった。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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