大改造された「ハマー H1」で南極点到達に挑戦!
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化石燃料を使わず、バイオ燃料と電気モーターのハイブリッド車で世界初の南極点到達を目指すZero Southは、2台の改造したハマー「H1」で南極大陸を走行する予定だ。彼らは6〜10日かけて南極点に到達したら、そこで2日間を過ごし、また6〜10日間かけて引き返す計画だという。この"極地探検用ハイブリッド車両"は、ユニークな見た目もさることながら、中身も元のハマーとはまったく異なる仕様になっている。

Zero Southが7年の歳月をかけて開発したという写真の青い1号車(2008年2010年のSEMAショーに出展されている)は、フレーム、サスペンション、アクスル、ハブ、ディファレンシャル、ボディを1998年型のハマーから流用し、軍用車両「HMMWV(ハンビー)」のハードトップが取り付けられている。またドライブライン(アクスル、ハブ、ディファレンシャル)もHMMWVのパーツで強化されているそうだ。

エンジンはオリジナルのH1に搭載されていた6.5リッターV型8気筒に替わり、シュタイア製3.2リッター直列6気筒ターボディーゼルを搭載。2基の30ガロン(約114リットル)タンクから航空機用のバイオ燃料が供給される。この最高出力216hpのエンジンは駆動に使うのではなく、フライホイールに接続されたモーターを回して発電し、その電力がフレームレールの間に設置された5フィート(約1.5メートル)の断熱ボックス内にある24kWhのバッテリーに充電される。そしてこのバッテリーが前後アクスルにそれぞれ搭載された200hpのモーターに電力を供給することで4基のクローラーを駆動し、12月の薄明かりの南極を走り抜けることが出来るという。

もう2号車のベース車両については詳細が不明だが、車内のミラーはハマーのもので、ボディー・カラーがオレンジ色ということを除けば、外観は1号車とほとんど変わらない。スペックは共通だ。2台はAirstream社のトレーラーを改造した「Snowstream」を牽引しながら南極大陸を走行する計画で、その様子をおさめた映画や8話構成のTV番組が制作される予定だ。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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