マニュアル・トランスミッション車(MT車)に乗っているドライバーは、エンジンストール(エンスト)は日常茶飯事!? だが、日ごろオートマティック・トランスミッション車(AT車)に乗っているドライバーやAT限定免許を取得した人は、エンジンが停止してしまうエンストに今までに遭遇したことがないかも知れない。

国土交通省では、そんなエンスト初心者!?が、運転するAT車がエンストしたために事故になる事例を紹介し、走行中の車両がエンストした際の対処方法をウェブサイトで紹介している。
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エンストしないのがAT車でしょう!? と思っているユーザーも多く、エンストした場合、エンジンが壊れた、もしくは誤作動したためにエンストしたと思う人が大半だろう。

クルマの説明書を読むと、エンストする場合の誤操作について記載があると思うので一度目を通しておくと良いだろう。

例えば上り坂で、Dレンジに入っている場合、そのまま坂道でズルスル後退する場面もあるだろう。そういった場合、自動車の設計上エンストすることがある。

また、下り坂で、後退しようと思ってRレンジに入れたが、後ろから対向車が来たために、惰性で前方へズルズル前進した場合も同様にエンストすることがある。

Dレンジは前に、Rレンジは後ろに進むために設計されているので、そういったズルズル移動する場合は、Nレンジに入れるか、進む方向のレンジに入れる必要がある。

こういったことは、MT車では当たり前のことが、AT車であると、うっかり忘れてしまうのかもしれない。


エンストの発生する場所の7割以上が坂道であり、その原因は、進行方向とあっていないギアに入れている場合が36%あるが、その他にも、エンジンを始動させずに進行させている場合も36%ある。

エンジンを始動させずに発車することなんてあるわけないと思う人も多いが、近年プッシュスタートが増え、キーを回してエンジンがかかったことを感覚で知るということが減っている実態もある。

また、アイドリングストップの車やハイブリッド車などは、エンジン自体が自動的に停止していることもあるので、エンストなのか、通常動作でエンジンが停止しているのかが分かりにくいのだ。


エンストすると、パワステやブレーキのブースターが停止するため、ハンドルやブレーキの操作が重くなる。

昔の車で重ステ(パワステがない)に慣れていた人は、その重さでもどうにか対処できるだろうが、パワステしか運転したことがない女性などは、きっとハンドルがきかなくなったと思うに違いない。


対処方法としては、まずはエンストに気づくことが必要だ。

エンストするとエンジン回転計がゼロになり、エンジン、油圧、充電警告灯などが点灯する(車種により警告内容が異なるので、ご自身のクルマの説明書を確認して欲しい)。そういった警告灯がついたら、エンストと認識して欲しい。

また、万が一エンストしてしまったらハンドル、ブレーキ操作は非常に重くなるので、いつも以上の力で操作するようにして、危険を回避して欲しい。

年々エンストによる事故が増加し、死亡事故も発生しているので、運転に慣れていないドライバーには是非この動画をチェックするようすすめて欲しい。

国土交通省自動車局審査・リコール課公式HP
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/index.html

オートマでエンストしてしまうことを知っていますか?
「国土交通省自動車局審査・リコール課 Y­ouTube公式アカウントからの引用」

もし、走行中にエンストしたらどうしますか?
※「国土交通省自動車局審査・リコール課 YouTube公式アカウントからの引用」


走行中に突然エンジンが停止したら ~状況把握と対処方法~は以下のアドレスをクリック!
https://youtu.be/HJ9tlq0ok1s