【上海モーターショー2015】キャデラック、「CT6」のプラグイン・ハイブリッドを発表!
Related Gallery:2016 Cadillac CT6 New York 2015

ゼネラルモーターズ(GM)は、現在開催中の上海モーターショーにおいて、事前予告した通りキャデラック「CT6 PHEV」をデビューさせた。そのパワートレインはシボレー「ボルト」キャデラック「ELR」と共通する部分が少なくないようだ。

今月初旬、NY国際オートショーでデビューしたばかりの「CT6」に、新たに追加されるプラグイン・ハイブリッド・バージョンは、18.4kWhのリチウムイオンバッテリー(2016年型「ボルト」に搭載されているものと同様)を搭載し、電気モーターのみで37マイル(約59km)の距離を走行可能だと見られている(正式発表はまだなし)。さらに、新型ボルトに搭載されているブレーキエネルギー回生機構「Regen on Demand」システムも採用され、バッテリーは「他のGMのプラグイン車と同様、最先端の電池化学によって開発された」と発表されている。

しかし、キャデラック社長のヨハン・デ・ナイシェン氏は、CT6 PHEVがELRや新型ボルトと同種のクルマとは考えていないようだ。GMはボルトやELRのことを、EREV(航続距離延長型電気自動車)と発表しているが、デ・ナイシェン氏はCT6が「キャデラック初のプラグイン・ハイブリッドとして最適なプラットフォームとなる」と述べている。つまり、事実上の違いは言葉の意味だけであっても、GMがこのクルマにEREVではなくPHEVという用語を敢えて使っていることが重要であるというわけだ。

今となっては皮肉な話だが、デ・ナイシェン氏はアウディ・オブ・アメリカ社長を務めていた頃、プラグイン車を評価しておらず、初代ボルトは価格が高すぎるため、"idiots(愚か者)"が買うクルマだと語っていたこともある。しかし、米自動車メディア『Automotive News』によると、上海モーターショーの会場で同氏は、CT6 PHEVのことを「不便さを感じさせない、あらゆる制約が取り除かれた電気自動車である」と語ったそうだ。

GM社のEREVとPHEVのバッテリーが同じであったとしても、少なくともCT6のパワートレインは異なる。ELRは1.4リッター、新型ボルトが1.5リッターの4気筒エンジンを積むのに対し、CT6には2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンが搭載されている。これに後輪を駆動する2基の電気モーターと3つのブラネタリー・ギアを使った新開発の「EVT(Electric Variable Transmission)」と呼ばれるシステムが組み合わされ、「全ての速度域において滑らかに継ぎ目なく加速する」ことができるという。システム合計の最高出力は、自然吸気3.6リッターV6を搭載するCT6と並ぶ335hp、最大トルクは60kmgと発表されている。

発売が近づけばEV航続距離や燃費などの詳細も正式に発表されるだろう。それまでは、GMからのプレスリリース(英文)をご覧頂きたい。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【PR】CT6の購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!