【ビデオ】オランダの大学生が水素燃料電池を搭載するレーシングカー「Forze VI」を製作
FIA世界耐久選手権フォーミュラE、そしてF1さえも、ハイブリッド車や電気自動車(EV)が最大限のパフォーマンスを発揮すれば、高速のラップタイムを叩き出し、白熱したレースが展開できることを示している。オランダにあるデルフト工科大学の学生たちはさらに先を見据え、来たるべきモータースポーツの次なる大きな躍進に向けて、水素燃料電池で走るレーシングカー「Forze VI」を開発した。

Forze VIの初テストを撮影した動画を見ると、その走りは実に堂々たるものだ。今回は水素燃料電池の出力を50kW(約68hp)、トランクションモーターの出力を80kW(約107hp)に維持した状態で、三角コーンで作ったコースを40分間走行できたという。学生プロジェクトのウェブサイトによれば、最終的には出力100 kW(135 hp)の水素燃料電池を搭載し、瞬間的にモーターが190kW(258hp)の最高出力を発生することで、最高速度は210km/h、0-100km/hを4秒以下で加速するという。左右前輪の後方には水素充填圧力35Mpaのタンクを2つ搭載し、合計3kgの水素を充填できるそうだ。この小さなオープンコクピットのレーシングカーは、長いフロント・ノーズと後輪のすぐ前に位置するコクピットが特徴的だが、これは「ロータス7」タイプのフレームをベースに製作されているため。車両重量は860kgに抑えられているという。

学生チームの今後の目標は、ドイツのニュルブルクリンク北コースで水素燃料電池車の最速ラップタイムを記録すること。今回のテスト走行は、その目標達成に向けて大きなステップとなった。しかし、オランダのアイントホーフェン大学とフォンティス応用科学大学の学生チームが昨年、ハイブリッドのレーシングカーでニュルブルクリンク最速を目指すと発表しているので、Forze VIも急いだ方がいいかも知れない。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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