スロバキアの首都ブラチスラヴァにあるフォルクスワーゲン(VW)の工場は長い歴史を歩んできた。1971年にシュコダ・ブランドの生産を行う下請け契約を結んで本格的な操業を開始したこの工場は、輸出用のVW「パサート」を生産するために1991年にVWによって買収された。近年ではVW「トゥアレグ」の他、アウディ「Q7」ポルシェ「カイエン」といったSUVを生産する一大拠点となっている。

このような経緯を考えると、ベントレー初のSUV「Bentayga(ベンタイガ)」が、アウディポルシェ、VWの大型SUVと同じ「MLB Evo」プラットフォームを使用すると聞いても何の驚きもない。しかし、ベントレー車といえば「英国でハンドクラフト」されるのが特色の一つであるのに、ベンタイガがスロバキアの工場で生産されるとなれば、このクルマを購入する人々は蔑ろにされていると感じるのではないだろうか。

だが、心配はいらない。ポルシェ「カイエン」と同じく、スロバキアの工場で生産されるのはベンタイガのボディ部分だけだ。『Automotive News』の記事によると、スロバキアの工場で生産されたベンタイガのボディはベントレーの本拠地である英のクルー工場まで輸送され、最終的な組み立てや職人による仕上げが行われるそうだ。この生産ライン増設に伴い、VWはスロバキア工場に5億ユーロ(約634億円)を投資し、新たに数百人の作業員を雇用するという。

By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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