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アウディ ジャパンは4月7日、マイナーチェンジされた高級4ドア・クーペ「A7 スポーツバック」およびその高性能版「S7 スポーツバック」を東京都内の「Audi Forum Tokyo」で発表。さらにシリーズ最高性能モデル「RS7 スポーツバック」と合わせて、同日より全国の正規ディーラーを通じて販売開始した。

フレームレスの4ドアを備えた流麗なクーペ・ボディに、実用的な後部ハッチドアを併せ持つアウディ A7 スポーツバックは、2011年のパリ・モーターショーでデビュー。アウディ自身の表現に寄れば「クーペの持つスポーティさとエレガントさ、セダンの快適性とプレステージ性、アバント(ワゴン)の優れた実用性を融合したラグジュアリー4ドア・クーペ」だ。今回発表された新型では、外装のフェイスリフトとパワートレインの改良が行われ、新たな機能も採用されている。



フロントに縦置きされる3.0リッター直噴V型6気筒スーパーチャージャー付き「TFSI」エンジンは、最高出力が従来の310psから 333psに高められた上で(最大トルク44.9kgmは変わらず)、JC08モード燃費は11.0km/Lから12.6km/Lに向上した。また、日本仕様では後部座席がこれまでの2名用から「お客様の要望に応えて」3名用に変更されている。さらに今年8月には新たに2.0リッター直列4気筒ターボを搭載するモデルが追加される予定だ。全長約5mの大柄なボディに2.0リッターと聞くとやや心許ない気もするが、この4気筒エンジンが発生する最高出力252ps、最大トルク 37.7kgmというスペックは、欧州仕様のA7 スポーツバックに採用されていた2.8リッター自然吸気V型6気筒(日本でも「A6」に搭載されている)の204ps/28.6kgmを大幅に凌ぐ。 今の時代、もはや排気量だけでクルマのクラスを判断することは難しい。トランスミッションはいずれもデュアルクラッチ式7速「Sトロニック」が組み合わされ、アウディ独自の4輪駆動システム「クワトロ」を介して4輪を駆動する。前後トルク配分は通常時でも前40:後60とリア寄りだが、ハードなコーナリング時などの際には最大85%もの駆動力が後輪に送られるという。



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そして発表会場に展示されていたもう1台、「S7 スポーツバック」は最高出力450psと最大トルク56.1kgmを発揮する4.0リッターV型8気筒ツインターボを搭載。「アダプティブエアサスペンションスポーツ」や後輪にスポーツディファレンシャルを搭載し、前席・後席ともスポーツシートが装備される(よって4人乗りとなる)。さらに高性能なトップ・モデル「RS7 スポーツバック」では、4.0リッターV型8気筒ツインターボが560psと71.3kgmにまでチューンされ、強大なトルクに合わせて8速ティプトロニックが組み合わされる。「DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)付きスポーツサスペンションプラス」で足回りもさらに強化され、オプションで「ダイナミックパッケージプラス」を追加すればカーボンセラミックブレーキを装備する上、スピードリミッターが最高速度305km/hまで解放される。この2台の高性能モデルに積まれるV8ツインターボには、走行状況によって4本のシリンダーを停止させることで無駄な燃料消費を削減する気筒休止システム「シリンダーオンデマンド(COD)」が採用されている。




今回のマイナーチェンジで、エクステリアは3モデルともヘッドライトやシングルフレームグリル、前後バンパー、テールパイプなどが変更されたが、ボディのサイズは全長4,990mm × 全幅1,910mm × 全高1,430mm(A7 スポーツバック)と、これまでと変わらず。この新しいヘッドライトはハイビームとロービームともにLEDを採用し、ハイビームで走行時にカメラによって対向車や先行車を検知すると、必要に応じて個別にLEDを点灯・消灯する「マトリックスLEDヘッドライト」が2.0モデルを除く全車に標準装備される。テールライトには進行方向に向かって光が流れるように点滅する「ダイナミックターンインジケーター」が採用されている。



インテリアの基本デザインに変更はないが、最新世代に進化したインフォテイメント・システム「MMI」にはインターネットに接続可能な「Audi connect」が導入された。さらに専用のコールセンターに電話を掛けてオペレーターと対話しながら施設を探したり、ホテルやレストランの予約も頼める「Audi connect Navigator」も搭載されている。デコラティブパネルやシート表皮のレザーなどに、新しいオプションも追加されたそうだ。



消費税込み価格は、2.0リッター直4を積む新グレード「A7 スポーツバック 2.0 TFSI quattro」が716万円。3.0リッターV6スーパーチャージャーの「A7 スポーツバック 3.0 TFSI quattro」は924万円。「S7 スポーツバック」は1,344万円。そして「RS7 スポーツバック」が1,772万円。アウディ ジャパンの方によればA7は、同社の「A6」やメルセデス「Eクラス」などのセダンから、さらにプラス・アルファを求め、といっても実用性は犠牲にしたくないという方による乗り換えが多いそうだ。また、ポルシェなどスポーツカーを所有する方がセカンドカーとして求めるケースも多いという。なるほど、特に高性能なS7やRS7までいかなくとも、中核の3.0リッター・モデルなら充分に、動力性能、走行性能、スタイル、高級感、実用性、快適性と、1台でかなり多様な要求と欲求が満たされるに違いない。経済力と駐車場のスペースに余裕がある方は一度ご検討されてみては? 詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをご参照いただきたい。

アウディ ジャパン 公式サイト
http://www.audi.co.jp/




By Hirokazu Kusakabe

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