【レポート】メルセデス・ベンツのピックアップトラックに日産のDNAが継承される?
戦略的な協力関係を結んでいるダイムラールノー日産アライアンス。ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツは先日、ピックアップトラック市場に参入すること発表したが、そのミッドサイズのトラックの開発には、この分野で実績のある日産の技術が注ぎ込まれるのではないかと思われていた。だが、ルノー日産の会長兼CEOのカルロス・ゴーン氏のコメントをどう受け止めるかによって、その予測は変わってきそうだ。

米自動車メディア『Automotive News』によれば、ゴーン氏は現在開催中のニューヨーク国際オートショー 2015で、「ダイムラーがピックアップトラックの開発を発表したからといって、必ずしも我々と共同で取り組まなければならないわけではないし、皆さんにもそうは考えて欲しくない」とコメントしたという。「自社だけで開発するのか、あるいは他のメーカーと共同で行うのか、それとも我々と一緒に取り組むのか、それはダイムラーの自由だ」と述べたそうだ。

開発を手掛けるメルセデス・ベンツ・バンズは、新たな挑戦となるピックアップトラックでフォード「レンジャー」トヨタ「ハイラックス」に対抗し、ミッドサイズ・セグメントでの国際的な人気の獲得を狙っている。日本や北米での展開は明らかになっていないものの、メルセデスは2020年までに南米、南アフリカ、オーストラリア、欧州で発売する意向だ。

ゴーン氏の発言から、共同開発に関する決定がまだ下されていないことは明らかになった。しかし、今後そのことについて協議する可能性は? と問われたゴーン氏は「すでに言ったとおり、我々はあらゆることについて協議している」と答えたという。

日産は、海外市場向けピックアップトラック「NP300 ナバラ」の開発を2014年に終えており、現在は2019年モデルとして登場予定の次期「フロンティア」に搭載するカミンズ製ディーゼルエンジンを採用したパワートレインに取り組んでいる。もし、ダイムラーと日産が中型ピックアップを共同開発することに決まれば、今はまさに完璧なタイミングと言えるだろう。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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