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中国の済南市で開かれた電気自動車の見本市である山東EVエキスポでは、街で見掛ける大手メーカーのクルマを無理矢理コピーしたような小型電気自動車が数多く登場し我々を唖然とさせている。これまでAutoblogではBMWの「i3」フォルクスワーゲンの「ビートル」、ランドローバーの「レンジローバー」縮小劣化コピーしたようなクルマご紹介してきた。と、まあ、以上のようなクルマのオリジナルは一目でそれと分かるアイコニックなデザインが魅力的で、コピーしたくなる気持ちも(その是非は別として)分からなくもない。だが、ヨゴモ(YOGOMO)という中国メーカーが発表した写真のEV「330」は、起亜「ピカント」をパクったデザインということで、またちょっと別の意味で唖然とさせられた。


コピー車を容認することはできないが、少なくともなぜ中国のメーカーがそんなことをするのかは推察できる。その理由とは、中国の威信によるものだろう。高価な輸入車を安く中国で生産できれば、国内の経済が潤うということもある。ただし普通に考えれば、中国のメーカーが真似するのは、豪華でカッコ良く高性能な一流のクルマだと思うのだが...このヨゴモというメーカーは一体なぜ、ピカントを選んだのだろう?

ご存じない人のために説明しておくと、ピカントは起亜がサブコンパクトカー「リオ」の下位モデルと位置づけるコンパクトカーで、かつては北米でも販売されていた。安価な小型車として、決して悪いクルマではないが、だからといって(中国でピカントが売られていないからとしても)真似したくなるほど、革新的でもなければ特別カッコ良いわけでもない。

こちらが本物の起亜 ピカント

しかし、そんなピカントをヨゴモは実際にコピーしているのだ。先日のジュネーブ・モーターショー 2015で発表された新型ピカントの欧州仕様は、1.0リッターの直列3気筒エンジンを搭載している。一方、中国で「低速電気自動車(LEV)」というジャンルで販売されるヨゴモ 330は、中国の自動車事情を紹介するサイト『Car News China』によると、そのサイズにもかかわらず高速道路は走行できず、中国のエコカー補助金も受けられないのだという。

多くのコピー車は明らかに出来が悪いため、本物と見間違えることはないのだが、ヨゴモ 330はそうとも言えない。フロント・バンパーに埋め込まれたランプの形状が異なるし、グリルも一見同じようだが、よく見ると起亜の特徴的なシェイプではない。ロゴも違う。しかし、そんな細かな点を別にすれば全体的なデザインはそっくりだ。起亜の権利関係を担当する弁護士の怒りを買っていることは間違いないだろう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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