2016 MX-5 Club (PRNewsFoto/Mazda North American Operations)
間もなく開幕するニューヨーク国際オートショーで、マツダは新型「MX-5 ミアータ(日本名:マツダ ロードスター)」に設定される2つの特別なバージョンを発表する。1つはスポーツ性能を引き上げた「MX-5 クラブ」。そしてもう1つは初回限定モデル「MX-5 ローンチ・エディション」だ。日本から羨む声が聞こえてきそうなこれらのモデルについて、明らかにされた概要をご紹介しよう。

まず「MX-5 クラブ」は、日本仕様の16インチ・ホイール&195/50R16タイヤに替わり、ガンメタル・カラーの17インチ・ホイールに205/45R17タイヤを履く。サスペンションもビルシュタイン製のショックアブソーバーで強化され、タワーブレースを装着することで車体の剛性も向上(ただし以上2点は 6速MT仕様のみ)。ボディにはフロント・エアダムとリアにリップスポイラーが装着される。

さらにパッケージ・オプションとして、BBS製17インチ鍛造ホイールやブレンボ製フロント・ブレーキ、空力向上に効果のあるサイドシル・エクステンション、リアのバンパー・スカートが用意されるという。これらのパーツは、ワンメイク・レース用車両のコンセプト・モデルとして日本でも東京オートサロンで公開されたGlobal MX-5 Cup」レースカーが装備していたものだ。


2016 MX-5 Launch Edition (PRNewsFoto/Mazda North American Operations)
そして事前予約により1,000台のみ注文を受け付けるという「MX-5 ローンチ・エディション」は、米国仕様の上級グレード「Grand Touring」をベースに、「ソウルレッド」のボディ・カラーと「スポーツ・タン」のレザー・インテリアが組み合わされる。これはローンチ・エディションだけに用意される特別なカラー・コンビネーションで、日本仕様にも(今のところ)設定がない。こちらも17インチ・ホイールが標準装備となる。さらにオーナーには、BluetoothでスマートフォンやPCと接続できるボーズ製ポータブル・スピーカーがプレゼントされるそうだ。

米国仕様のMX-5は既報の通り、日本仕様ロードスターより排気量が大きな2.0リッター直列4気筒「SKYACTIV-G」エンジンを搭載する。最高出力155hp/6,000rpm、最大トルク148 lb-ft(約20.5kgm)というスペックは、米国仕様の「マツダ3(日本名:アクセラ)」からほぼ変わりなし。スポーツカー向けにチューンアップされているどころか、最大トルクは若干下がっている(マツダ3は150 lb-ft)。この点では日本と欧州で売られる1.5リッター・エンジンの方が、"スペシャル・チューン"感は強いと思われる。車両重量もMTで約1,058kgと、日本仕様より50kg近く重い。

一足先に日本仕様の新型ロードスターに試乗させていただいた経験から言わせてもらえば、あの車体もエンジンも軽快な魅力は、少しばかりパワーに余裕がある米国仕様にも勝ると信じているし、購入後しばらく乗った後で足回りを変更するならともかく、最初から17インチ・タイヤやビルシュタイン製ダンパーが組み込まれているのは逆に勿体ない気がする。マツダ ロードスターに乗ろうと思うような方なら、丹念に仕上げられた標準の足回りをまずは味わってみても決して損ではないはずだ。ただし、タン・カラーのインテリアは別。これは是非、日本のオーナーも選べるようにしていただきたいところ。おそらく新型マツダ ロードスター最大の弱点は、内外装のカラーの組み合わせによるバリエーションが乏しいことだから。もっとも、米国で一足先に登場したということは、日本でも限定モデル等として追加される可能性が見えて来る。

気になる2台の特別な新型マツダ ロードスター...ではなく、MX-5 ミアータ。ニューヨークから実車の写真が届いたらまた改めてご紹介しよう。


By Hirokazu Kusakabe

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