【レポート】フォルクスワーゲン、EV車のバッテリーとして「全固体電池」に強い関心を示す
Related Gallery:2015 VW e-Golf Photos

フォルクスワーゲン(VW)は、同社の電気自動車(EV)の航続距離を伸ばすためにどの最新バッテリー技術を研究していくのか、決断を下そうとしている。金融情報メディア『Bloomberg』によれば、VWは米QuantumScapeが開発した全固体電池を将来のEV車に使用するかについて、7月までに決定する予定だという。QuantumScapeは2010年にスタンフォード大学に在籍していた研究者たちによって設立された電池メーカーで、VWは昨年、同社の株を5%取得している。

全固体電池とは、リチウムイオン電池のように電解液を電解質に利用するのではなく、固体リチウムを電解質に用いる電池で、バッテリーの高出力・高容量化を可能にする技術として注目されている。QuantumScapeの全固体電池は、1回の充電でなんと430マイル(約692km)もの走行を可能にするという。これは、最近米国で発売されたVWのEV車「e-ゴルフ」(日本では今年半ばに発売予定)の航続距離185kmの3倍以上であり、テスラのEVセダン「モデルS」の最大航続距離502kmをも大幅に上回る。また、耐火性に優れており、VWはその安全性にもメリットを感じているようだ。

VW以外の自動車メーカーやサプライヤーも、全固体電池を研究の対象としており、トヨタは2020年までに全固体電池の実用化を見込んでいると発表。最近では、掃除機メーカーのダイソンが、米ミシガン大学から生まれた新興企業Sakti3に1500万ドル(約18億円)を出資し、自社製品にSakti3製の全固体電池を採用する方針だ。ゼネラルモーターズもSakit3の小口株主となっている。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【PR】VWの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!