【レポート】日産「ブレードグライダー」の市販化が保留に?
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以前から噂されていたように、日産「ブレードグライダー」の市販化が保留される可能性が高まっている。

日産では昨年、経営陣の幹部離脱が相次いだ。インフィニティヨハン・デ・ナイシェン氏はキャデラックの社長に、そして日産の副社長でゴーン氏の後継候補と目されていたアンディ・パーマー氏はアストンマーティンの新CEOに就任した。経営陣の改革は、日産の将来的な生産計画にも変化をもたらしたようだ。

日産の新しいチーフ・プランニング・オフィサーであるフィリップ・クラン氏は、前任者ほどブレードグライダーの市販化に乗り気ではないようだ。昨年パーマー氏は、ブレードグライダーは日産の中期計画であると語っていたが、クラン氏は「ブレードグライダーは最優先課題ではない」と最近のインタビューでメディアに語っている。しかしブレードグライダーの生産計画を完全に中止してしまった訳ではない。「今はまだ検討中であるが、結局はブレードグライダーの市販化が会社にとって、意味のあることでなくてはならない」と述べている。

東京モーターショー 2013に出展されたブレードグライダーは、三角形の車体を持つ「デルタウイング」やハイブリッド・レースカー「ZEOD RC」の公道バージョンとも言えるモデルだ。出展されたコンセプトカーでは左右のタイヤに組み込まれたインホイールモーター搭載の電動ドライブトレインが採用され、ドライバーが中心に座るセンター・コクピットとその両脇後方に2名分のシートが備わっていた。このブレードグライダーの生産モデルの開発プロジェクトは、アリエル「アトム」からテストカーを作る段階まで進んでいるという。

市販化が延期されるのは、経営上の理由だけではない。ドン・パノス氏率いるデルタウイング・コンソーシウムが、日産「ZEOD RC」やブレードグライダーがデルタウイングのデザインの知的所有権を侵害するとして日産を相手取り訴訟を起こしているという経緯もあり、「まったく新しいデザインである」ことを証明しないと、市販化は難しいようだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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