【レポート】マセラティCEO、ポルシェ「マカン」と競合するコンパクトSUV投入の可能性を否定
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高級自動車メーカーは近年、ポルシェ「カイエン」に対抗するクロスオーバーを続々と発表している。マセラティ初のSUVとなる「レヴァンテ」もその1台で、来年早々に登場予定だ。だが、同社はポルシェ「マカン」のライバルとなり得るコンパクトSUVの開発について、その可能性を否定した。

マセラティとアルファ ロメオの2ブランドでトップを務めるハラルド・ウェスター氏は、「SUVのラインアップにコンパクトSUVを投入すれば、同じフィアット クライスラー オートモーティブ(FCA)傘下のアルファ ロメオが2016年に発表を予定しているコンパクトSUVと競合することになり、同社の利益を侵害しかねない」とメディアからのインタビューに答えている。

さらにウェスター氏は、「我々は非常に複雑なマルチブランド・グループであり、全てのブランドが全ての車種を少量ずつ生産するのはうまい方法ではない。この業界において、独断で"ノー"と言うことはご法度だが、マセラティはレヴァンテより小さいサイズのSUVは作るべきではないというのが私の個人的な意見だ」と述べた。同氏は、マセラティとアルファ ロメオのCEOでFCAの最高技術責任者でもあるだけに、この意見が今後のグループの方向性に大いに影響するのは間違いない。

その一方でフォルクスワーゲン・グループは、傘下ブランド同士の競合を回避する考えはないようだ。例えば、同グループに属するポルシェのカイエンに対抗して、ベントレーは初のSUV「Bentayga(ベンタイガ)」を準備中で、またマカンをターゲットにする小型SUVも検討しているようだ。これは言うまでもなく、同じくグループ傘下のフォルクスワーゲン、アウディ、そして将来的にはランボルギーニまでもが販売する同クラスや価格帯のSUVに関しても、競合を辞さないという方針を示しているのだろう。FCAとフォルクスワーゲン・グループというヨーロッパの2大自動車メーカーのアプローチの違いが明確になった格好だ。

レヴァンテは、デトロイトで開催される北米国際自動車ショー 2016でデビュー予定となっているので、どうぞお楽しみに。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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