年季の入ったアストンマーティンは世界各地のオークションに出品されている。つい先日も「DBS」の最終生産車がイギリスのオークションに出品されたばかりだが、今度はアメリカのテネシー州で、ガレージに眠っていた1958年型「DBマークIII」が出品されるという。

持ち主のタミー・マクスウェル氏は、米ニュース・メディア『ClarksvilleNow』に対し「古いクルマで多少の価値があるということ以外、よく知らなかった」と語っている。このDBマークIIIは彼女の夫が1975年にハワイで購入したもので、一家がテネシーに住まいを構えるまで一緒に持って来たそうだ。当初は彼がこのクルマをレストアするつもりだったそうだが、その途中で病に倒れてしまったという。そんなヴィンテージ・クーペが4月11日、テネシー州カンバーランド・ファニースで開催されるオークション・ワールド・ギャラリーに出品される。

それにしても、今回のクルマの状態もかなりワイルドだ。フロントエンド全体の塗装やトリムは一切が剥がれており、車内はパーツで溢れかえっている。パワートレインの状態についての説明はないが、クランクシャフトは足元に見えていて、キャブレターは助手席の上に置かれているようだ。いずれにせよ、このDBマークIIIが再び路上を走れるようになるまでには、かなりの時間と労力が掛かるだろう。

アストンマーティンによれば、DBマークIIIの生産台数はたったの552台で、そのうち462台がこのクルマと同じハッチバックが特徴的なクーペだったという。2.9リッター直列6気筒エンジンと、4速マニュアル・ギアボックスを搭載する。また、『007 ゴールドフィンガー』の小説版ではジェームス・ボンドが、映画版で有名な「DB5」ではなく、このDBマークIIIに乗るという設定になっている。

Auction World Gallery.com




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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