ル・マン優勝経験者のロイック・デュバル選手が、フォーミュラE第5戦に出場
電気自動車によるフォーミュラカーのレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第5戦が3月14日に米マイアミで開催されるが、このレースでフォーミュラEへ新たに参戦する注目選手は地元米国出身のスコット・スピード選手だけではない。日本のレースでもお馴染み、ル・マン優勝経験者のロイック・デュバル選手も参戦することが発表されたのだ。

プロトタイプカーによる耐久レースでの活躍がよく知られているデュバル選手は、シングルシーターの経験も豊富で、フォーミュラ・ルノーやフォーミュラ3、A1グランプリで実績を積んだ。2006年に来日して参戦を続けていた全日本選手権フォーミュラ・ニッポンでは2009年にチャンピオンに輝き、翌2010年にはSUPER GTでもドライバーズ・タイトルを獲得。その後は日本でレースを続けながら、耐久レースにも活躍の場を広げていた。

耐久レースでは最初にプジョー、次にアウディのドライバーとして参戦し、2013年にはアラン・マクニッシュ選手、トム・クリステンセン選手とともに、ル・マン24時間レースで総合優勝。FIA世界耐久選手権(WEC)でもタイトルを獲得している。デュバルは昨年の夏、ル・マンのフリー走行中に大クラッシュに見舞われたが、幸い軽傷で済み、その後も順調に回復したようだ。

今週末のマイアミ ePrixで、フォーミュラEデビューを飾るデュバル選手だが、ちょっと奇妙に感じるのは、彼がアウディのサポートするチーム、アウディ・スポーツ ABTではなく、ドラゴン・レーシングのドライバーとして参戦するということだ。チームにはオリオール・セルビア選手に替わって参加し、元F1ドライバーのジェローム・ダンブロシオ選手と組むことになるという。

デュバル選手は、フォーミュラEでドライブする最初のル・マン勝者となるものの、登録ドライバーのリストには、ル・マンで2位に入賞したこともあるステファン・サラザン選手、ルーカス・ディ・グラッシ選手などの他、アントニオ・ガルシア選手、ニック・ハイドフェルド選手といったクラス優勝者も含まれている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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