納屋で放置されていたアストンマーティン「DBS」最終生産車がオークションに!
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納屋などに放置されていたお宝をオークションにかけると予想以上の値で売れることがあるものだ。フランスの元実業家バイヨン氏が所有していた、かなり傷みの激しい1961年型フェラーリ「250 GT SWBカリフォルニア スパイダー」が約22億円で落札され、史上最高額の「250GT」シリーズとなったのが良い例である。今度は英国のオークション・ハウス「COYS」から、最後に生産されたオリジナルのアストンマーティン「DBS」が出品されることになり、こちらも高値が付くのではと期待されている。

1967年のロンドン・モーターショーで「DB6」の後継となる"モダンな新型車"として発表された初代「DBS」は、4.0リッター直列6気筒エンジンを搭載する英国製高級グランドツアラー。アストンマーティン中興の祖として知られるデビッド・ブラウン在籍時にその頭文字が与えられた最後のモデルとなった。

デュボネ・ロッソと呼ばれる渋い赤で塗られたボディのへこみや錆が痛々しいこの1972年製は、1972年9月に製造ラインを最後に出たDBSで、オドメーター(走行距離計)は4万マイル(約6万4000km)を超えたところ。超稀少な「DB3」などを所有するアストンマーティン・エンスージァストのバス・シニア氏が1975年に購入し、それからずっと家族が所有していたが、車両はロンドン近郊のサリーにある納屋で1980年から放置されていたという。オートマティック・ギアボックスを装備し、塗装からVoxon製ステレオまで、工場出荷時のオリジナル状態を保っている。

とはいえご覧の通り、このDBSは窓も壊れインテリア・トリムも剥がれており、とても完全な状態とは言えない。車体の隙間に藁を突っ込んでいるのは、少々"演出過剰"の感もあるが。それでもCOYSによれば、落札予想価格は2万5,000~4万ポンド(約460万円~730万円)の間ということになっている。フェラーリに比べたら遙かにお手頃だが、きちんとした状態で走らせるにはさらに数万ポンドが掛かるに違いない。オークションは3月10日に英国の王立園芸協会で行われ、今頃は既に終了しているはずだ。近々落札価格が発表されることだろう。

ちなみに2014年には、俳優のロジャー・ムーアが撮影で使用した、ほぼ完璧な状態の1970年製DBSが53万3,500ポンド(当時のレートで約9,150万円)の高値で落札された。

さらに詳しく知りたい方はCOYSの公式サイトをご覧いただきたい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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