VolksWagen Touran Geneva2015
フォルクスワーゲンは、コンパクトミニバンとしてスペース効率を実現したファミリーカー、新型「トゥーラン」を、3月3日より開催している第85回ジュネーブ国際モーターショーにてお披露目した。欧州、アジア、アフリカで、既に累計190万台も販売された「トゥーラン」を一から設計し直し、次世代モデルとして発表。

新型「トゥーラン」は「トレンドライン」「コンフォートライン」「ハイライン」の3つの装備ラインがあり、その内ベーシックな「トレンドライン」でも、フォールド フラット シート、最大9つのエアバッグ、従来型(105PS)よりもパワーアップした110PS TSI エンジン、広範囲なアクティブ セーフティシステム(XDSやマルチコリジョン ブレーキ システムを含む)、新開発の「コンポジション タッチ」ラジオシステム、エレクトリック パーキング ブレーキ(新採用)等を全車に標準装備。

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新型「トゥーラン」のサイズは「シャラン」と「キャディ」の中間に位置する存在とし、従来型より130mm大きい4,527mmの全長、全幅1,841mm(従来型より41mm拡大)で、全高は1,628mm(従来型より6mm低下)。室内長は、従来型より63mm拡大し1,799mm。全長拡大分の内、大半の113mmがホイールベース(2,791mm)の延長に充てられて、それがそのまま室内スペースの拡大につながっている。

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エクステリアは、ラジエターグリルを走る水平のラインの1本がそのままヘッドライトの中に伸び、フロントビューの凝縮感を高めている。ヘッドライト本体も従来よりもスリムになり、フロントとサイドセクションの連続性を確保する重要なデザインキーになっている。オプションで「トゥーラン」シリーズでは初となる LED ヘッドライトも設定された。

ボディサイドでは、力強いホイールアーチと複数の水平ラインが、視覚面でのアクセントになり、AピラーからDピラーまで伸びたウインドーのデザインは、従来型と比較してフラットでスタイリッシュなデザインになった。「トゥーラン」としては初めて、サイドウインドー周りにクロームトリムを設定(「コンフォートライン」にオプション、「ハイライン」では標準)。独特の角度がついたウインドーラインとエレガントに傾斜したルーフラインにより、フラットでスポーティな印象となった。

VolksWagen Touran Geneva2015

インテリアでは、新しくなったフォールドフラットシートを採用。2列目、3列目の最大5つのシートとフロント助手席のバックレストを、簡単な操作で折り畳んで、段差のないフラットなラゲッジフロアに変更できる(助手席バックレストを倒せるのは「コンフォートライン」以上のモデル)。

ダッシュパネルは全面的に再設計され、よりドライバー志向のレイアウトとなり、パネルの上部はスラッシュ成型によるソフトな素材で作られ、フタ付の収納コンパートメントも内蔵。中央(センターコンソール上)にはクロームのアクセントで縁取りされたエアベントとハザードスイッチが設置され、その下のダッシュパネル中心部には、装飾エレメントがウイングのように左右両側に広がり室内の両端近くまで伸びている。ウイングエレメントの中央部には、光沢ブラックのフレームに囲まれたインフォテインメント システムが設置され、その下に空調コントロール スイッチと各種機能の操作ボタンが並ぶ。

VolksWagen Touran Geneva2015

新型「トゥーラン」には、発売時に3種類のガソリン(TSI)エンジンと3種類のディーゼルエンジン(TDI)の合計6タイプのエンジンを設定。全て直噴システムターボチャージャーを採用した4気筒エンジンで、Euro-6排ガス基準をクリア。全車に「ストップ/スタート システム」と「ブレーキエネルギー回生機構」が標準装備されている。従来型の「トゥーラン」と比べ、燃料消費量は最大19%削減し、走行性能、敏捷性はさらに向上している。

排気量と最高出力は、ガソリンのTSIエンジンが、1.2リッター81kW/110PS、1.4リッター110kW/150PS、1.8リッター132kW/180PS。ディーゼルのTDIエンジンは、1.6リッター81kW/110PS、2.0リッター110kW/150PS、そしてトップエンドの2.0リッター140kW/190PS。

ベースモデルである1.2TSI(81kW/110PS)を除く全てのエンジン仕様で、オートマチック デュアルクラッチ ギヤボックス(DSG)が選択可能。132kW/180PSの1.8TSIと140kW/190PSの2.0TDIでは、DSGが標準となっている。

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安全性能では「トゥーラン」シリーズとして初めて、衝突後自動ブレーキ システムを標準装備。その他、シティエマージェンシー ブレーキ付きフロントアシストアダプティブクルーズ コントロール(ACC)、ドライバーアラート システムパークアシスト衝突前予測乗員保護システムリヤトラフィック アラート付きサイドアシストといったドライバー支援システムを搭載。MPVのカテゴリーでは世界で初めて、牽引時の運転を支援するトレーラーアシストもオプション設定される。

欧州各国では9月以降に順次販売開始予定。他の地域でも、2015年末までに発売できるよう、ウォルフスブルグのフォルクスワーゲン本社工場は、生産開始に向けた準備を進めている。

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 VolksWagen公式HP
http://www.volkswagen.co.jp/ja.html