【レポート】ロータス、最高出力400hpのスーパーカー「2-イレブン」の後継モデルを計画中!
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プジョー会長のジャンマルク・ゲール氏が、ロータスのCEOに就任して10カ月。英人気自動車番組『トップギア』の取材によって、同氏の推し進めるプロジェクトが明らかになった。

ダニー・バハール元CEOをはじめとする過去のロータス経営陣は、「より高級化した新製品を投入することでのみ会社は発展する」と思い込んでいた。だが、ゲール氏はそれを踏襲せず、「エリーゼ」、「エキシージ」、「エヴォーラ」といった既存モデルに力を入れている。とはいえ、単なるその場凌ぎの施策というわけではない。

ロータスはゲール氏の指揮の下、レース車両を公道用に仕立て直した「エリーゼSカップ」と、従来型より性能を引き上げた「エヴォーラ400」を発表し、他にもいくつかのプロジェクトを計画中だ(ちなみに、前者はロータス史上で初めてスケジュールどおり、後者はスケジュール前倒しで発表された)。しかし、ゲール氏は自社でエンジンを製造する考えはまったく持たず、トヨタ製3.5リッターV型6気筒にスーパーチャージャーを追加して最高出力400hp(406ps)、最大トルク41.8kgmにチューンアップしたエンジンを、エリーゼとエキシージにも搭載する予定だという。

だが、進行中のプロジェクトでおそらく最も刺激的なのは、2007年に発表された「2-イレブン」の後継モデルに関する展望だろう。ウインドスクリーンもドアもない2-イレブンはエキシージを究極的な解釈で体現したスパルタンな軽量スポーツカーで、最高出力は255ps、車重は1,500ポンド(約680㎏)を下回っていた(サーキット専用使用の場合。日本で販売された公道仕様は760kgと発表されていた)。一方、後継モデルは2,000ポンド(約900㎏)あたりまで重くなるものの、400hpの新型エンジンと優れたパワー・ウェイト・レシオにより、ニュルブルクリンクのラップレコード更新を目指すという。ゲール氏の元同僚がいたフェラーリとは違って、シャシーはカーボンファイバー製に移行する考えはないようで、これまで通りアルミニウム製にこだわり続ける。ゲール氏はその理由について、より低コストで同等の軽量化が可能であるから、としている。

さらにゲール氏は、新型モデルの開発計画を確実に遂行するため、ロータスの販売手法の見直しにも取り組み中だ。例えば、パリ、ベルリン、モンテカルロ、アブダビなどの主要市場に新しいショールームを展開する他、これまでなかったこと自体が驚きだが、顧客情報のデータベースを新たに作成したという。こうした実務作業は、クルマづくりにおいてはあまりエキサイティングでないかもしれないが、ロータスがこれからもビジネスを続けるのであれば、重要な側面であることは間違いないだろう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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