J・グリッケンハウス氏が公道も走れるレースカーのワンオフモデル「SCG 003」を公開
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カーコレクターとしても有名な元映画監督のジェームズ・グリッケンハウス氏は、既製品のスーパーカーを買うだけでは飽き足らず、フェラーリの「エンツォ」をベースにした「P4/5ピニンファリーナ」や、「F430」がベースの「P4/5コンペティツィオーネ」といった自分だけのワンオフ・モデルを製作してきた。そして今回ついに、レースカーでありながら公道も走れるという最新作にしてオリジナル・モデル「SCG 003」を完成させた。

その公道走行仕様である「SCG 003S」の写真を見ると、フロントエンドはフェラーリ「エンツォ」を思わせるが、ルーフから後方に向けて背びれのようなフィンが伸びており、現代のLMP1(ル・マン・プロトタイプ)マシンも彷彿させる。リアウイングはそのフィンやボディ両サイドと連結されており、その下にはやはりボディと一体化した巨大なディフューザーが備わる。

「スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)」というグリッケンハウス氏のチームが1年以上の時を掛けて開発してきたSCG 003だが、チームは希望通りのクルマを完成させるために大いなる挑戦をした。その結果、同氏が目指した"公道でも走れる本物のレースカー"というアイデアは紆余曲折を経て何とか実現したようだ。その方法とは、レース仕様の「SCG 003C」の時には米ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント製のツインターボチャージャー付き3.5リッターV型6気筒エンジンを、取り外し可能なリアのサブフレームに固定してミッドシップに搭載。そして公道を走行する場合は、ツインターボ付きW12エンジンに積み替えて(日本版編集部注:最新の発表では「独自に開発したV6ツインターボ・エンジン」となっている)「SCG 003S」に変形する。これで理論上は、レースでも公道でも最高の走りができるというわけだ。

SCG 003は、3月1日に開幕するジュネーブ・モーターショーで公開される予定。グリッケンハウス氏はニュルブルクリンク24時間耐久レースやスパ=フランコルシャン・サーキットで行われる24時間レースにこのマシンで出場する意欲を見せているというから 今後の活躍が楽しみだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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