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これまでアストンマーティンが、エンジン音エキゾーストが炎を噴出するティーザー・ビデオで我々の期待を煽り続けていた謎の新型車「ヴァルカン」の画像と概要がついに明らかにされた。

3月3日に開幕するジュネーブ・モーターショー 2015で実車がお披露目となるヴァルカンは、ブレスリリースによれば「アストンマーティン史上最も激しく、最も興奮させる作品」で、「限定生産のサーキット専用スーパーカー」であるという。ティーザー・ビデオで我々を魅了した排気音は、排気量がこれまでの5.9リッターから7.0リッターに拡大されたV型12気筒エンジンから発せられたものだ。その最高出力は800馬力を超えるという。フロントミドに積まれたこの自然吸気エンジンは、後輪車軸前方に搭載する6速シーケンシャル・トランスミッションを介し、ミシュラン製345/30R19タイヤを履く後輪を駆動する。

カーボンファイバー製ボディを纏ったカーボンファイバー製モノコックは、アストンマーティンのモータースポーツ部門のパートナー、カナダのマルチマチック社によって製造される(ちなみに、同社は新型フォード「GT」の製造を担当することも決まっている)。ヴァルカンはサーキット専用モデルとしてFIA(国際自動車連盟)の安全基準を満たしており、可変ダンパーとアンチロールバーを備えたプッシュロッド式サスペンション、カーボンセラミック製ディスクブレーキとブレンボ社製キャリパー、コクピットから調節が可能なABS、可変トラクションコントロールなど装備する。

なお、生産台数はわずか24台なので、欲しい人は今すぐに問い合わせた方がいい。もし、運よく購入希望者リストに名前が載ったら、新オーナーに提供されるサーキット走行プログラムに申し込むことをお勧めする。アストンマーテイン・レーシングチームに所属し2007年と2008年にGT1クラスを2度制したワークス・ドライバーのダレン・ターナー氏が「オーナーの学習をサポート」し、世界各地のサーキットで指導を行うという。ヴァルカンのオーナーは、座学と実技の両方による実践的なカリキュラムを受講し、「V12ヴァンテージS」や「One-77」、さらにレースカーの「ヴァンテージ GT4」を実際にドライブして運転技術を高める。それからいよいよ自分の愛車ヴァルカンに乗り込むという流れだ。さらにオプションとして、ターナー氏所有のベースパフォーマンス・シミュレータによるバーチャルトレーニングを予約し、デジタルを使って安全に自身の技術を高める訓練に励むことも出来る。

例え今回はオーナーになれなくても、ヴァルカンには将来的なアストンマーティンの方向性を示すヒントとなるデザインが見て取れる。スペックや価格については、ジュネーブ・モーターショーの会場で明らかになるだろう。より詳しい情報はプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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