2月13日から15日に開催された大阪オートメッセ 2015の会場で見掛けた1台の魅力的な軽自動車。スズキの「ハスラー」をベースに山口県のユアブランドがカスタムした「アナトラ」は、現在市販化のリクエストを受付中だという。

Related Gallery:Your Brand Anatra: Osaka Auto Messe 2015


ユアブランド代表の石田正記氏は、学生時代に"ダルマセリカ"と呼ばれるトヨタの初代「セリカ」を所有していたこともあるという、旧車を愛するエンスージァスト。ご実家はスリッパを製造する会社を経営されているそうだが、クルマ好きが高じて自動車のシートカバーなど内装のカスタムを手掛けるようになったとか。今回出展されていた「アナトラ」は、初めて外装のカスタムまで製作したオリジナルカーで、"1970年代の日本車"をテーマにご自身でデザインを描き、ミツオカの「オロチ」などを製作した実績がある金沢のサノデザインに造形を依頼。現在は世界にこの1台のみではあるが、公式サイトから製品化のリクエストを受付け、将来的には発売したいと考えているそうだ。




ハスラーのメッキで囲まれた丸型ヘッドライトや黒い樹脂製フェンダーモールを上手く活かしながら、フロントバンパーおよびグリルを交換することで、クラシックな雰囲気にまとめ上げたセンスには感心させられた。メッキバンパーはボディとの間にわざと隙間が残るように装着されており、その上に付くオーバーライダーも含め、簡単に取り外しが可能。ボディ側のネジ穴部分が「昔のアルファ ロメオ ジュリアみたいに」四角く台座が残るような形状にデザインされているので、バンパーを外してレーシィなカスタムに仕上げることも出来る(筆者ならここにフォグランプを装着し、下のランプは外してメッシュで穴を塞ぎたい)。

透かし模様が美しいグリルは「普通のアルミかステンレスの網を標準にして、何種類か好みで選べるようにしたい」そうだ。ホイールは定番のハヤシレーシング製。とてもよく似合っている。リアは純正のバンパーに、メッキのオーバーライダーと2本出しセンターマフラー、それを囲むディフューザーが取り付けられている。もちろんフェンダーミラーは利便性を優先してハスラーのノーマルをそのまま使ってもよい。




赤と黒のツートーンで張り替えられた内装は、シートカバー、ドアトリム、フロアマットなど現在すでに商品化されているそうで、お好きな色で注文可能だ。ステアリング・ホイールの本革巻きは手作業で行うそうだが、これもお願い出来るらしい。



問題のカスタム費用だが、訊けば「フロント周りだけで20万円程度になるでしょうか」とのことだった。リアは「マフラーとディフューザーをセットで販売したい」という。前後ライトなどはベース車のままなので、意外と少ないパーツでここまで雰囲気を変えていることが分かるが、「どうしてもメッキの費用が高くなる」そうだ。

グリルの塗り分けやサイドのストライプ(右と左でデザインが異なる)は後から手を入れたそうで、お話を聞いていると自分ならこれをベースにどんな風に仕上げようかと想像が膨らむ。ベース車としてみればハスラーは、自然吸気/ターボ、CVT/MT、2WD/4WDと、様々なスペックが選べることも有り難い。最も安いグレードなら107万8,920円で買えるから、150万円ほど用意すれば内装まで好きなカラーで仕上げた「アナトラ」が手に入れられるかも知れない(ホイールはさすがに別だが)。もちろん中古車ベースなら、さらに手頃な予算で遊べるだろう。興味を持たれた方は、以下のリンクから公式サイトをご覧になり、ぜひ市販化のリクエストを。街で見掛けるハスラーが多くなり過ぎたことに辟易している方にもお薦めしたい。


ユアブランド 公式サイト
http://www.y-brand.com/



By Hirokazu Kusakabe

【PR】アナトラの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!