ラディカル「RXCターボ500」がニュルブルクリンク最速記録を目指す
"公道走行可能な市販車"として、ニュルブルクリンク北コースの最速ラップレコードを保持しているのは、ポルシェでも日産でもマクラーレンでもない。英国ラディカル社のクルマである。

2005年、ラディカルは「SR8」で6分55秒というタイムを達成。これはポルシェ「918スパイダー」より2秒も速い記録だ。2009年には「SR8 LM」が6分48秒まで短縮し、さらに記録を更新した。そして今年、ラディカルは新たなフラッグシップのアップグレード・バージョンで、新記録の樹立に挑戦すると発表した。

今回ニュルブルクリンクに挑む「RXC ターボ500」は、ラディカル社初のクローズドコックピット・モデルとして1年ほど前に登場した「RXCクーペ」をベースにしている。RXCクーペには最高出力450hpにチューンしたフォード製3.5リッターエコブーストV6エンジンが搭載されていたが、さらにRXCターボ500では、2基のギャレット製「GT28」ターボチャージャーや、自社開発の2相アクチュエーター、6個のインジェクターを備えた新設計インテークマニホールド(これはラディカルが開発し、「フォードGTコンセプト」にも採用されたそうだ)、新設計されたエキゾースト系、改良された燃料システムやエンジン・マネジメント・システムなどの採用により、最高出力530hp/6,100rpm、最大トルク66.5kgm/5,000rpmにまでパワーアップ。パワー・ウエイト・レシオは462hp/トン(約2.13kg/ps)、0-100mph(マイルなので、0-161km/hに相当)を6.8秒で加速するという。

ラディカルが自社の保持する記録を更新するのは確実と言えそうだが、今はコメントを控えている。8月には英国の本社からドイツのニュルブルクリンクまで、約770kmの距離をRXC ターボ500で自走して行き、タイヤを変更しながら3セッションの走行に挑戦して結果を出す予定だ。使用するタイヤはダンロップの「SportMaxx」(英国から走って来たときに履いていたままのタイヤ)、「Direzza D03G」(前回の記録でも使用した公道用高性能タイヤ)、「SPスポーツ」(スリックタイヤ)の3種だ。

このアップグレードされたRXCターボ500は、3月3日に開幕するジュネーブ・モーターショーに出展される予定。すでにターボ付きのRXCを所有するオーナーで、エコブースト・エンジンのポテンシャルを解き放ちたい人は、アップグレードキットを注文できるそうだ。詳細が気になる方はプレスリリース(英語)をチェックして欲しい。


by Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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