【レポート】スティーブ・マックイーンも愛したジャガー「XKSS」、復刻モデルとなるか?
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ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)部門は、ジャガー「Fタイプ プロジェクト7」「レンジローバー スポーツ SVR」、そして6台のみが製造された「ライトウェイト Eタイプ」再生産モデルに続き、次の歴史的な復刻モデルを現在計画している。それがジャガー「XKSS」になる可能性もあると、SVOを率いるジョン・エドワード氏はオランダの自動車メディア『Autovisie』に語った。だが、これはあくまで「可能性」だ。なぜなら、XKSSは最終候補に残った4台のうちの1台に過ぎないのだ。候補車リストには、全部で65ものアイデアが寄せられているという。

エドワード氏は、SVOプロジェクトにはストーリー性がなければならないと述べており、XKSSならその要素を備えている。ジャガーは1954年から「Dタイプ」でル・マン24時間レースに参戦し、プライベーターから出場した車両も含め3度の優勝を果たしている。1956年に実戦から撤退したファクトリー・チームは、その25台分の未使用シャシーをベースにロードカーを造ろうと考えた。それがXKSSだ。1956年末から生産が始まったXKSSだが、1957年2月にブラウンズ・レーン工場で起きた火災により製造用の治具などと共に9台分のシャシーが焼失。もしXKSSが次のプロジェクトに採用されれば、その9台の製造が"再開"されることになる。

ジャガーはすでに6台の「ライトウェイト Eタイプ」再生産モデルを販売済みで、いずれも100万ポンド(約1億8,300万円)以上の価格が付けられた。XKSSは伝説的由来があるので、おそらくそれ以上の値段になるだろう。名優スティーブ・マックイーンが当時5,000ドル(当時のレートで約180万円)で購入した1956年式「XKSS」(因みに同車にはジェイ・レノも試乗している)は、現在3,000万ドル(約36億円)の価値があるとも言われている。たとえ今回は選ばれなかったとしても、XKSSがいずれ再生産されることは間違いないだろう。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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