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今年は2月13日から15日に開催された大阪オートメッセの会場で、毎回大きな展示面積を占めているのが、通称「VIPカー」と呼ばれる高級サルーン系のカスタムカー。普段、Autoblogではあまり取り上げることはないのだが、門外漢の記者も興味を引かれた力作をいくつかご紹介させていただきたい。



まずは大阪府八尾市のJ-UNITが手掛けたマツダのフラッグシップサルーン「アテンザ」。最も目を引く強調されたフェンダーは、フロントがバンパーの一部と共に交換。スリットが開けられたようなリアは、パネルを付け足してそう見せている。エンブレムレスのグリルはカーボンファイバー。フォグランプの替わりにZelT製DRL(デイタイム・ランニング・ライト)キットを装着している(これだけでも付けたいというオーナーの方も多いのでは?)。スポーツカーではないので、エキゾーストパイプはマフラーカッターを装着するだけで迫力を感じさせればそれで十分。レオンハルトの21インチ・ホイールに、255/30ZR21という太くて薄いタイヤが装着されていた。




ベース車が何だかすぐに分からなかったツーリングカー・レーサーのようなクルマは「アヴェンタクラウン」という名前が付けられていた。製作は三重県鈴鹿市のガレージエクセレント。確かにサイドはランボルギーニのスーパーカー「アヴンタドール」がモチーフになっているようだが、よく見るとちゃんと後部ドアもある。どうやら「ゼロクラウン」と呼ばれたトヨタの12代目「クラウン」らしい。前後バンパーはJOB DESIGN製のエアロを加工しているが、ブリスターフェンダーはワンオフで製作したものだとか。ホイールはWORKの「エクイップ」20インチ。低すぎる車高とハの字に開いたネガティブキャンバーは、オートメッセに展示するときの"お約束"。




名古屋のオートファッション フォルテが製作した、こちらも同じく12代目トヨタ クラウンがベース。前後バンパーやボンネット、サイドステップ、ヘッドライト、マフラーなどは全てワンオフ。20インチのホイールは、アメリカのラグジュアリー・アブストラクトというブランドのもの。とにかく魚卵のような5つ目のヘッドライトが異様な迫力。




1970年代のアメリカン・マッスルカーを思わせる大型セダンは、京都の西野板金塗装によるトヨタの高級車「センチュリー」。言われてみれば、グリルや四角いヘッドライト、横長のテールライトに面影が...。ボディ周りの加工はほぼワンオフで製作されたそうだ。ホイールはこちらもWORK製で、19インチの「マイスター S1R」。前215/35R19、後255/35R19と前後で異なるサイズのタイヤを履く。


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最後にこちらは高級サルーンではないけれど番外編ということで。まるてSF映画の劇中車のように改造されたトヨタのハイブリッドカー「プリウス」。大阪府富田林市にあるカスタムガレージスパークというショップが製作したもので、基本となっている「ジュールエアロ」キットは製品として販売されているそうだが、ビス留めのオーバーフェンダーや4本出しマフラーはワンオフで製作したもの。ルーフやピラーなど、ボディの上半分はレザー調ラッピング。不思議な色合いのボディ・カラーは、3層のラッピングを施したものだとか。光の当たり方によって、グリーンからグレーへ見え方が変わる。エンブレムもブロンズカラーとレザー調で味わい深く仕上げられている。

オーナーの方に訊いたらカスタムのアイディアはご自身による創造ではなく、「全部お任せで頼んだらこうなった」そうだ。プリウスを持ち込み「お任せ」したら、こんなクルマが出来上がって来たとなると、さぞ驚かれたのではないだろうか...。ホイールはWORKの「マイスターM1」19インチ。ボディのデザインに合わせたからだろうか、タイヤのサイズは前235/35R19、後255/30R19と、前輪駆動なのにリアの方が太い。フェンダーにタイヤがめり込んでいるように見えるが、AirREXのエアサスペンションが組み込まれているので走行時には車高が上がるらしい。



動力性能や運動性能はさておいて、「目立ってナンボ」とばかりに独創性を結実させたクルマが、競い合うように並べられた様子は見ているだけで単純に愉しい。もし来年、大阪オートメッセに行かれる方は、こうした"町のカロッツェリア"による作品を見て回ることもお忘れなく。


By Hirokazu Kusakabe

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