セアト、ニュル市販FF車最速の「レオン クプラ」に新たなパフォーマンス・パッケージを設定
フォルクスワーゲンは「ゴルフR」を米国市場でも販売しているし、フォードも新型「フォーカスRS」の発売を約束している。しかし、欧州市場はさらに多くの自動車メーカーによる優れたホットハッチがしのぎを削る激戦区だ。例えばフォルクスワーゲングループ傘下に属するスペインの自動車メーカー、セアトが販売している「レオン クプラ」。独ニュルブルクリンク北コースで量産前輪駆動車として初めて8分を切るラップタイムを記録したこのホットハッチがまた速さを増したという。

ルノーの「メガーヌ RS トロフィー」から量産FF最速車の称号を勝ち取った現行型レオン クプラは、2014年のジュネーブ・モーターショーで華々しくデビュー。それから間もなくルノーに記録を更新されると、さらなる進化型が登場するのではないかという噂に応えるように、アップグレード版「Sub8 パフォーマンス・パッケージ」を発表。だがそれでも足りなかったのか、一層ハードコアになった最新のアップグレード版「アルティメット Sub8 パフォーマンス・パッケージ」が登場した。

この新しいパフォーマンス・パッケージには、前回と同じく改良された軽量エアロパーツ、ブラックまたはオレンジ塗装の19インチ・アロイホイール、オプションで装着可能なミシュラン製セミスリックタイヤ「パイロット・スポーツ・カップ2」、ブレンボ製キャリパーを装備した大型ブレーキが含まれるが、さらに今回は徹底的な軽量化が図られており、エアコン(ヒーターは装備)やスピーカーの一部(8個から4個へ)、センターコンソールのアームレストと後部座席用エアベント、前席下の物入れなどを取り払ったという。

それでどれほどの軽量化とパフォーマンスの向上が実現したのか、その辺りの数字をセアトは発表していないものの、「セアト史上最速市販車になる」ということだけは明言している。ベースとなる「レオン クプラ280」は最高出力276hp(280ps)、0-100km/h加速5.7秒を達成しているので、それ以上のパフォーマンスになると想像できる。

さらにセアトは、最新パッケージの価格(3万1,410ポンド:約575万円)がライバル車であるルノー・スポール「メガーヌ RS 275トロフィーR」よりも7,000ポンド(約128万円)安くなっているということを、"かなり大きな差"だとして名指しでアピールしている。メガーヌ RS 275トロフィーといえば、レオン クプラの記録を更新した現役王者。セアトがこの軽量バージョンで再び王座奪還に挑戦することになるのかどうか、現時点では分からない。いずれにせよ、北米での発売は当分なさそうなので、我々は遠くから応援することにしよう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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