【シカゴオートショー2015】日産、ル・マンに参戦する前輪駆動レースカー「GT-R LM NISMO」を出展!
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パフォーマンスに関して言えば、一般的に後輪駆動は前輪駆動よりも優れており、さらに多くの場合、4輪駆動は2輪駆動より優れていると考えられている。また、ハンドリングに関して言えば、パワーを伝える車輪と操舵する車輪は切り離されているべきだと考えられている。違うだろうか? しかし、日産はこの概念に反する新型レースカー「GT-R LM NISMO」を2月12日に開幕したシカゴ・オートショーの会場で一般公開した。このマシンは3.0リッターV6ツインターボ・エンジンを車体のフロントに搭載し、前輪のみを駆動するという。

2012年には「デルタウイング」にエンジンを供給し、昨年は自ら「ZEOD RC」を出場させるなど、ル・マンで注目を集めてきた日産が、今年も風変わりなレーシングカーで参戦する。だが、前回と前々回が特別枠からの出場だったのに対し、今回はトップ・カテゴリーのLMP1(ル・マンプロトタイプ1)クラスで、ポルシェアウディトヨタなどと総合優勝を争うことになる。前輪駆動で1,250hpを発揮するハイブリッドのレーシング・プロトタイプと、4輪駆動を採用する市販車のGT-Rとの結びつきは希薄に思えるが、この計画を実行に移した日産には拍手を送らなければならないだろう。

また同社は、ル・マンの舞台となるサルト・サーキット(と、2015年にFIA世界耐久選手権シリーズが行われるその他のサーキット)でこのマシンを操るドライバーの名前も明らかにした。起用されたのは、ル・マンの優勝経験者で長年フェラーリのテストドライバーを務めたマルク・ジェネの他、SUPER GTチャンピオンの松田次生、日産エンジンを積んだマシンでLMP2クラスに参戦していたハリー・ティンクネルとオリビエ・プラ、日産のファクトリードライバーであるミハエル・クルム、GTアカデミー出身でテレビゲームのスキルを活かしてプロのレーシング・ドライバーになったルーカス・オルドネスとヤン・マーデンボロー。ル・マンには3台のマシンに各3名ずつという体制で出場するので、あと2名が後ほど発表されるはずだ。彼らがこの最も革新的なダッツンに乗り活躍する日を楽しみに待つとしよう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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