レーシングドライバーは常に多くを求める人種だ。中でもマシンのパワーは間違いなく彼らが最も欲しがるものの1つだろう。F1では今、1,000馬力のエンジンを導入する提案について話し合いが続いている。

レッドブルのエースドライバー、ダニエル・リカルドはモータースポーツ専門サイト『Autosport』の取材で、1,000馬力のF1マシンという提案について尋ねられ、「僕らは皆、より速いスピード、より大きなパワーを望んでる。アドレナリンが出るような興奮を味わいたいよ」と語った。さらに「それをどれだけ扱えるかが、ドライバーの分かれ目になるだろう。僕らのような若者にとっては、より速く走ることは常に歓迎すべきことだよ」と続けている。

また、リカルドは今でもマシンには技術的なチャレンジは行われているが、ダウンフォースやエンジンの出力が減ったことで、F1はドライバーにとってあまりチャレンジングなスポーツではなくなってしまった、とドライバーとしての心境を吐露している。

しかし、そんな状況が変わるのは時間の問題かもしれない。F1のエンジン・サプライヤーは、現行のターボチャージャー付きV6ハイブリッド・エンジンを少し設計変更するだけで、燃料流量率が上がり出力アップは可能だとしている。

リカルドは、「マシンがスピードを取り戻すのはいいことだね。本当に有能なドライバーはアクセル全開で走り抜け、少しでも怯めばたちまち後れを取るような高速コーナーでの勝負をしてみたいよ」と語っている。

また、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏も、スポーツは"発展"することが必要だと、この提案の支持を表明している。

彼は、「現時点で、我々にはマシンをより速く走らせる余地がある。それを生かすべきだ。マシンをさらに見栄えのするものにし、ドライバーの差が明らかになるように運転をより難しいものにすることが必要だ」と説明した。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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