メルセデスGP、昨シーズンのF1タイトル獲得に投じた資金は337億円!
F1で成功するために必要なものは、技術、不断の努力、責任、創意工夫、そしてもちろん、潤沢な資金である。昨年のF1選手権でドライバーとコンストラクターのダブル・タイトルを独占したメルセデスの場合、投じた資金は昨シーズンだけで2億5,000万ユーロ(約337億円)にも上るという。

独『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、メルセデスが昨季のタイトルを勝ち取るために費やした巨額の投資について詳しく述べている。メルセデスは1995年以降、15シーズンをマクラーレンと組み、その間にコンストラクターズ・タイトルを1回、ドライバーズ・タイトルを3回獲得した。その後、2009年末に当時メルセデス・モータースポーツ代表だったノルベルト・ハウグ氏がダイムラーに働きかけ、同年の年間タイトルを獲得したばかりのブラウンGPを買収し、現メルセデスF1チームが誕生した。

前身のブラウンGPが年間タイトルを獲得していたことから、フォーミュラ・ワン・マネージメント(FOM)代表のバーニー・エクレストン氏から受け取る多額の賞金に加え、複数のスポンサーからも収入が得られたため、親会社であるダイムラーはわずかな資金を用意するだけで済んだという。メルセデスの名で(復帰)参戦した最初のシーズンとなる2010年は、"たったの"1億5,300万ユーロ(約206億円)の予算で運営されていたそうだ。続く数シーズンは、FOMから入るテレビ放映権の分配金が減り、メルセデスはランキングでも苦戦したが、チームとその支持者たち(ノルベルト・ハウグ氏、ロス・ブラウン氏、ニキ・ラウダ氏などを含む)が本社に働き掛けた予算増加の説得が上手くいっていた。

その後、F1活動予算は2012年には2億ユーロ(約269億円)に膨らみ、2013年、2014年は、2億5,000万ユーロ(約337億円)にまで上昇。ただ、ダイムラーにとっては幸運なことに、2013年にチームがコンストラクターズで2位になったことで、予算の3割をカバーする7,400万ユーロ(約100億円)の賞金が入るなど、それまでの投資は実を結び始めていた。さらに2009年に契約を結んで以来、タイトルスポンサーとなっているマレーシアの大手石油企業ペトロナスだけでも1シーズンにつき3,000万ユーロ(約40億円)、その他のスポンサーからも多額の資金が入ってくる。どうやらダイムラーが世界タイトルと勝利による名声を確保するために必要なコストは、1億ユーロ(約135億円)ほどで済むらしい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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