【レポート】イギリスの国会議員がディーゼル車の優遇政策は誤った決断だったと発言
ディーゼル車が普及しているヨーロッパでは、最近になってこれに対する反発も起きている。約2か月前、フランスのマニュエル・ヴァルス首相は、自国のディーゼル燃料に対する優遇政策は「誤り」だったと発言。そして今度は、海峡を越えた隣国イギリスで、ある国会議員がヴァルス首相の発言に追随した。

リベラル派の労働党に属する"影の環境大臣"(英国では、野党がいつでも政権を交代できるよう"影の内閣"が存在する)バリー・ガーディナー国会議員は、チャンネル4の時事問題を扱う番組『Dispatches』で、自動車税をCO2排出量によって決定するという政府の政策は「間違っている」と発言した。なぜなら、この政策がディーゼル車の購入を後押しするという、予想外の影響を招くことになったからだという。

ディーゼル車はガソリン車に比べCO2排出量は少ないが、NOx(亜鉛化窒素)の排出量は4倍、排気微粒子の量にいたっては22倍にもなる。これらの有害物質は、肺や血管に悪影響をもたらし、心臓病や心臓発作、糖尿病を引き起こす原因になると、英『インディペンデント紙』は報じている。

ガーディナー議員は、「明らかに(ディーゼル車優遇という)この方針は、国民の健康にとって大きな問題である」と番組内で述べた。

英国では、イズリントンとハックニーの2つのロンドン特別区が、ディーゼル車に対し駐車課金の値上げを計画している。今回のガーディナー議員の発言といい、ディーゼル車反対の意識は今や政治的に議論されるレベルにまで達しているようだ。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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