【レポート】カナダで、アイススケート専用レーンが検討中
多くの都市では、道路に人が通る歩道や自転車専用レーンがあり、そしてもちろん自動車も決まった場所を走行することになっている。だが、カナダのアルバータ州エドモントンには、新たにアイススケート専用レーンなるものを、少なくともウィンターシーズンだけでも一区分追加する提案が検討されているという。

米テクノロジー系メディア『Wired』によれば、「フリーズウェイ(Freezeway)」と呼ばれるそのレーンは、エドモントン内の6.8マイル(約11km)に渡って、廃止された線路も含む既存の通路を使用することを想定。レーンの両脇に縁を作ることで、その間に水が溜まり、凍結してスケートができるようにするという計画らしい。現在はまだ、設置場所やコストなどの問題が未解決ではあるものの、夏場の利用法としては自転車を通行させたり、あるいは人工の氷を張って1年中スケーターが通行可能にするなどのアイディアも話し合われているという。

この構想は、造園学の修士論文としてマット・ギブズ氏が着想したものだとか。「冬の時期は耐えがたい苦難のように捉えがちだが、逆の発想によって、多くの人々が冬を好きになる方法を見つけたい」と、同氏は『Wired』に語っている。

このアイススケート専用レーンはおそらく、単純にスケートを楽しみたい人とか、通勤手段として使用したい人々にアピールするだろう。というのも、よく似たアイディアがカナダの首都、オンタリオ州オタワで実現されており、冬には市民がリドー運河をスケートで通行する姿が見られる(上の写真)。また、フィンランドの首都ヘルシンキでは、冬になると市内の水路をスキーで通行する人も珍しくない。

この提案は検討されているものの、まだごく初期の段階であり、したがって近い将来エドモントンの街中をスケートで実際に通行できるようになる保証はない。とはいえ、フリーズウェイは、快適とは必ずしもいえない寒冷地の気候をプラスの発想で強みに変えようとする、興味深い構想だ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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