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スタイリングが刷新され電気による走行距離も伸びた新型シボレー「ボルト」は、革新的なプラグインハイブリッドが、さらに刺激的な進化を遂げたクルマと言えるだろう。ならば人々にそれを宣伝するCMも、魅力的でドキドキさせてくれるような仕上がりになるはず。ところがゼネラルモーターズ(GM)が公開した初CMを見ると...これが何ともつまらないのだ。

GMが過去にボルトのCMで犯してきた失敗を繰り返したくなかった、ということは理解できる。もう二度と、犬に足を舐めさせたりおバカ(で何故か女好き)なエイリアンを登場させたりするようなCMは誰も見たくないのだ。それに、純粋な電気自動車を攻撃するのも得策ではないだろう。今ではGMも「スパークEV」を販売しているし、航続距離200マイル(約322km)という「Bolt(ボルト)EV コンセプト」を北米国際自動車ショー2015で発表したばかりだからだ。

かといって、ほとんどCGを合成しただけの陳腐なイメージと陽気なシンセサイザーのBGMに頼ったCMを作り、ボルトは他の"4ドア家電"のように退屈です、と伝えるのはいかがなものだろうか? 今回のCMは、短いひげを生やした紳士がお洒落な眼鏡越しにタブレットを操作すると、新型ボルトが都会に掛かる橋や曲がりくねった郊外の道路を走り出すという内容だ。

このCMでは、新型ボルトがバッテリーだけで50マイル(約80km)の距離を走行可能ということも、バッテリーの電気が切れるとエンジンが始動して走行を続けることが出来るということも、まったく説明されていない。これらはハイブリッド車の購入を検討している人にとって重要なことであるはずだ。また、ドラマチックな演出やコメディ的な要素も含まれておらず、共感を促すような仕組みが欠如している。

新しく標準的になったインテリアを映した短いカットも何度か登場するが、そこには何故かワイパーのスイッチにクローズアップした2秒ほどの映像が含まれている。

このCMは、ボルトの潜在的な購買層に訴えかけて、近くのディーラーに駆け込みたくなるようなストーリー性のあるCMシリーズの、単なる最初の1歩だと信じたい。次のCMではもっと興味がそそられて、情報が盛り込まれたものになることを願っている。




By Domenick Yoney
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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