ビュイック「ブラックホーク」コンセプトが再びオークションに登場
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希少価値の高いコレクターズカーを売買するオークション市場は、ビンテージカーを多くの買い手にとって手が届かない価格に高騰させるとして批判の的になることが多い。だがその一方で、我々に美しく希少な昔のデザインを振り返る機会を与えてくれるのも事実だ。一見すると1930〜40年代のクルマに思えるビュイックの「ブラックホーク」コンセプトは、そんな過去のクルマからデザインを寄せ集め、ブランドの誕生100周年を記念して2000年に製作された。

1938年に発表されたコンセプトカー「Y-Job」からスタイリングのインスピレーションを得たというこのブラックホーク コンセプトは、1930〜40年代に実際に作られたビュイックの様々なモデルからデザイン要素を引用し、それらを組み合わせることで優美な曲線のボディを生み出した。しかしながら、電動のリトラクタブルトップは現代的なカーボンファイバー製で、ルーフはデッキリッドに格納されるようになっている。ボディと同様に、ビュイックはボンネットの下にも素晴らしい仕事をしたと言えるだろう。1970年製の7.5リッター「GS455 ステージIII」V型8気筒エンジンを搭載し、これに当時最新の電子制御4速ATを組み合わせた。燃料噴射装置を備えたマッスルカー用OHVエンジンは最高出力463hp/4,600rpm、最大トルク70.5kgm/4,200rpmを発生し、0-60mph(約96.6km/h)を5秒以下で加速させたという。

このブラックホーク コンセプトがオークションに出品されるのは、実は今回で2度目だ。かつて同車は、GMの自社製品を集めた「General Motors Heritage Fleet」の1台として所有されていたが、2009年にアリゾナ州スコッツデールで開催されたバレット・ジャクソン主催のオークションにおいて、同コレクション所有の多くのビンテージカーとともに売却された。なお、その際の落札価格は52万2,500ドル(当時のレートで約4,900万円)だった。

今回、再び売りに出されるブラックホークは、テキサス州フォートワースで5月2日に行われるRMオークションズに最低落札価格なしで出品される。同オークションでは、ピニンファリーナによって7台のみが製造された1962年型フェラーリ「400スーパーアメリカ SWB カブリオレ」の最終モデルなど、計75台の出品が予定されている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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