【レポート】BMW、次期型「5シリーズ」にも「グランツーリスモ」を用意?
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BMW「5シリーズ グランツーリスモ」(5シリーズGT)は、どの現実的なカテゴリーにも当てはまらないモデルのように思われる。「6シリーズ グラン クーペ」やポルシェ「パナメーラ」のようにスタイリッシュな4ドアクーペのニッチにも完全には当てはまらない。そうかと言って、実用性を重視する購買層にアピールするためのステーションワゴンというわけでもない。そんなアイデンティティの危機状態にもかかわらず、BMWは次世代「5シリーズ」のプラットフォームを採用する次期GTモデルを新たに準備しているという情報が入ってきた。

ドイツの自動車雑誌『Auto Motor und Sport』によると、5シリーズGTはなぜか中国と米国における販売が好調であるため、次世代モデルが計画されているという。次期型は2016年に投入されると報じられており、そのボディ・サイズは次期型「5シリーズ セダン」とほぼ同じになるとみられている。同誌の予想では、次期型GTは100kgほど軽量化され、4気筒と6気筒のエンジンを積むモデルに加えて、電気モーターのみで約30kmほど航続可能なプラグインハイブリッド・モデルも設定されるのではないかとのことだ。

世界的に見ると、中国は米国よりも、5シリーズGTの大きな市場となっている。調査会社IHSオートモーティブのシニアアナリスト、ステファニー・ブリンリー氏が米Autoblogに語ったところによれば、5シリーズGTは2013年に世界で2万1,089台販売され(2014年のデータは集計中)、5シリーズ全体の販売台数37万930台のうち約5.7%を占めたという。同年の5シリーズGTの販売台数を地域ごとに見ると、中国が42%、米国は約10%、欧州は約29%とのことだ。

GTのセールスは5シリーズ全体のわずかな部分を占めるに過ぎないが、それでもBMWにとっては利益を生むモデルとみられ、IHSも同じく2代目GTの登場を予測している。「全体的に見て5シリーズのラインアップは、GTがあることでより強化されている。専用ボディ・パネルや加工にかかるコストを考慮しても、おそらくGTの販売におけるBMWの利幅は比較的大きいだろう」と、ブリンリー氏は語っている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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