【レポート】『トップギア』の司会者トリオが2018年までの契約に意気揚々
英BBCの人気自動車番組『トップギア』のエグゼクティブ・プロデューサー、アンディ・ウィリアムは2014年を"恐ろしい年"だったと語った。

昨年の『トップギア』は、ジェレミー・クラークソン"軽いノリの"人種差別的ジョークに対し、BBCから厳しく批判を受け調査されたり、過去に撮影されていた黒人差別用語(Nワード)が含まれる童謡を口ずさんだ映像が話題になったり、死亡事故をふざけてマネして非難されたり、さらにはクラークソンの車のナンバープレートがフォークランド紛争を連想させるものだったとして、アルゼンチンから国外退去せざるを得ない状況になるなど、事件も含めてトラブル続きだ。

しかし『トップギア』の放映権料やグッズの売り上げ等による収益拡大は止まるところを知らない。昨年4月に英メディアは『トップギア』の司会者3人は2018年までの3年契約を更新予定で、クラークソンには年間400万ポンド(約7億1,000万円)が支払われるだろうと報じた。だが実は、英政府メディアの監視役、OFCOM(英国情報通信庁)が"軽いノリの"ジョークに関して調査している間、交渉は延期されていたのだ。しかし契約が結ばれたら、OFCOMがクラークソンの"放送禁止用語の使用"を確認したとしても、2018年まで『トップギア』の放送は継続される方向で進められる。

皮肉っぽく聞こえたら申し訳ないが、クラークソンが"これ以上やればクビ"という状況にいることや、番組に"チェック"が入るということ、そして"クラークソンと同様のことをすると解雇される"という社説などがあったにも関わらず、BBCは『トップギア』の放送を終了するつもりは全くないようだ。2月にはBBCが新たに展開する新チャンネルがポーランドで開設となることを記念して、30フィート(約9m)もある巨大なスティグをワルシャワに送り込むなど、勢いに翳りは見られない。『トップギア』は高い収益を生み出しており、クラークソンの司会者としてのギャラが年間"たった"100万ポンド(約1億8,000万円)、そして彼がかつて保有しており、2年前にBBCに840万ポンド(当時約12億7,000万円)で売却した商権のための継続支払いが年間300万ポンド(約5億3,500万円)、これらはBBCにとって大した金額ではないようだ。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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