2014年は、フォルクスワーゲン・グループが世界販売台数トップになるのではないかと思われていたが、最終的にはトヨタが1,023万台を売り上げ、世界一の座に就いた。トヨタは3年連続で首位となる販売台数を記録しているので、「世界一の座を守り続けた」と言うべきだろう。フォルクスワーゲン・グループは世界で1,014万台を売り上げ、トヨタについで2位となった。3位には992万台のゼネラルモーターズが続いている。

トヨタもフォルクスワーゲン(VW)も、年間販売台数が1,000万台を超えたのは今回が初めだ。トヨタは日野自動車とダイハツ工業を含め、グループ全体の販売を3%増加。この背景には日本と米国での強い需要がある。だが、こうした先進国市場での強みは、今年のタイトルを保持できなくなる原因になるかもしれない。

トヨタは2015年の日本国外における販売を2%増と予想している。しかし国内販売は、増税前の駆け込み需要で販売台数が伸びた2014年に比べ、今年は9%減少と予測。それに加え、タイやインドネシアなど東南アジア経済の低迷が2014年の販売を落ち込ませ、今年もその状況が続くとみられている。こうしたことから、トヨタは今年の世界販売台数を昨年から約1%減の1,015万台とみている。

一方でVWが捉えているのは、"ジェットエンジンを背負っている"ような勢いのある中国市場だ。VWは2014年の米国市場で2.9%減となったものの、中国では好調で昨年のセールスは12%増加の370万台に達した。トヨタも中国では前年比12.5%増となったが、それでも販売数は103万台に過ぎない。年間目標を達成できず、トヨタは売れ残り在庫について中国のディーラーとトラブルまで引き起こしている

トヨタが中国で脇に追いやられている中、VWは彼の地でNo.1になろうと懸命だ。今年、中国の市場規模は2,500万台を越えるとも予想され、VWはその長沙に新工場を開設し、生産能力をさらに上げようとしている。もしこれが上手く運べば、以前から目標としていた2018年より3年前倒しでトヨタを抜き、販売台数世界一の座を手にすることになるだろう。東京のアナリストによれば、トヨタは「販売台数よりも利益を維持する」ことに注力しており、VWはコストカットにより利益性を高めることが課題の1つとなっている。トヨタは今年(だけとは限らず)、トップの座を明け渡すことになる可能性が高そうだ。

日本版編集部注:一部訳に間違いがあり、修正させていただきました。誠に申し訳御座いません。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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