ロータスF1チーム、2015年F1世界選手権参戦用マシン「E23 ハイブリッド」を発表
ロータスF1チームは26日、2015年のF1世界選手権に参戦する新型マシン「E23 ハイブリッド」を発表した。

2014年にはランキング8位(最高順位はロマン・グロージャンがモナコとスペインで記録した8位)と、前年・前々年の4位に比べ低迷したロータスF1チームだが、今季は昨年のF1で優勝を独占したメルセデス製パワーユニットを手に入れ、巻き返しを図る。



今季から変更されたレギュレーションに則り、E23 ハイブリッドでは昨年型「E22」の特徴であった"二股ノーズ"から一転、比較的オーソドックスな形状のフロントノーズが採用された。とは言え、横から見ると、前輪車軸後方からノーズ先端に掛けて大きく傾斜したスタイルは、あまりかっこいいとは言えそうもない。ただし、一足先にウイリアムズ・チームから発表された「FW37」のような奇妙な突起はなく、低く、やや幅が広いノーズ先端からフロント・ウイングが吊り下げられている。

往年の「JPSカラー」を思わせるブラック&ゴールドのカラーリングはこれまで通り。エアロダイナミクスによるパフォーマンスの向上だけでなく、信頼性や操縦性、そしてパッケージング、冷却の面においても改善されていると、テクニカル・ディレクターのニック・チェスター氏は言う。「昨年のE22は風洞テストで良い数値が得られたものの、その性能を使い切ることが難しかった。E23ではより順応性の高い特性となるように、多くの注意を払って開発した」とのことだ。さらに昨シーズン途中で、前後のサスペンションが油圧で相互接続された「FRIC」システムが禁止されたため、サスペンションについては昨年型を改良するのではなく、新たな規定に沿って設計されたという。



ドライバーは昨年と変わらず、ロマン・グロージャンパストール・マルドナドが務める。チームの前身時代を含めると、実に20年ぶりにルノー製エンジン(「メカクローム」や「スーパーテック」と名乗ったカスタマー仕様も含む)から離れ、メルセデスのパワーユニットと共に新たな一歩を踏み出すロータスF1チーム。果たして今年は、昨年よりいくつ順位を上げることが出来るだろうか。少なくともルノー製パワーユニットを使うトロロッソ(2014年のランキング7位)よりは上を行き、自身の選択が間違いでなかったことを証明したいもの。直接のライバルは同じエンジンを積むフォース・インディア(同6位)、そしてF1に復帰したばかりのホンダと組むマクラーレン(同5位)あたりか。

注目の2015年F1世界選手権は3月15日にオーストラリア・メルボルンで開幕する。


By Hirokazu Kusakabe

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