2015年F1ドイツGPの開催地がニュルブルクリンクからホッケンハイムへ変更に
レースの開催地が度々変わるF1。例えばアメリカGPは、異動が多いと言われる米軍人家庭より頻繁に場所を変えているのではないだろうか。一方、ドイツGPホッケンハイムニュルブルクリンクで交互に開催されるというユニークな状況にある。そして今年はニュルブルクリンクで行われる予定だったのだが、昨年に引き続き、どうやら今年もホッケンハイムで行われることになりそうだ。

古くからF1開催地の1つとなっているドイツでは、60年以上もの間、この2つのサーキットを行ったり来たりしながらレースを開催してきた。1951年から1976年までの間は、ほぼ毎年、ニュルブルクリンクの伝説的な北コースで行われていたが、1976年にニキ・ラウダが大事故を起し、マシンが炎上して瀕死の重傷を負ったため、その翌年からドイツGPはホッケンハイムで開催されるようになった。その後、1984年にニュルブルクリンクではGPコースが新設されたが、ドイツGPはほとんど開催されず、1977年から2006年のうち1985年を除くすべての年でホッケンハイムがドイツGPの舞台となった。

だが、2006年にこの両サーキットの間で交互にドイツGPを開催するという取り決めがなされ、2007年にはニュルブルクリンクにおいて30年ぶりにF1GPが開催された(ただし、ドイツGPという名前で開催する権利はまだホッケンハイムにあったため、この年は「ヨーロッパGP」という名前で開催された)。その後、奇数年はニュルブルクリンク、偶数年はホッケンハイムでドイツGPが開催されてきたが、ニュルブルクリンクは大規模な改修が裏目に出て経営破綻。長いこと次の買い手が決まらなかったが、昨年ようやく新しいオーナーに譲渡された。

昨年はホッケンハイムでドイツGPが開催され、今年はニュルブルクリンクの番であるはずなのだが、どうやら新しいオーナーはF1の商業的権利を管理するFOM(Formula One Management)社の最高責任者バーニー・エクレストン氏が要求している高額な開催費用を払いたくない/払えないらしい。そのため、今年もニュルブルクリンクではなく、ホッケンハイムで引き続きF1GPが開催されることになりそうだと言われている。ただし最近の報道では、エクレストン氏はホッケンハイムと交渉を続けているものの、未だ合意に至っていないという。

F1GPが開催されなくとも、ニュルブルクリンクがレース不足で困るようなことはないだろう。FIA公認の国際レースシリーズでトップレベルの世界ツーリングカー選手権(WTCC)世界耐久選手権(WEC) が、今年は開催される予定だからだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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