アルファ ロメオは12日に米デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーで、彼らが"コンパクト・スーパーカー"と称する「4C」のオープントップ・モデル、「4C スパイダー」を発表した。

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2013年にデビューしたアルファ ロメオの「4C」は、カーボンファイバー製モノコックに1.75リッター直列4気筒直噴ターボをミドシップ・マウントする2人乗りのコンパクトなスポーツカー。今回発表された4C スパイダーは、そのクーペ・ボディのルーフを切り取り、収納可能なクロス製トップを装備した。開閉は手動で行うが、オプションでカーボンファイバー製のハードトップも(遅れて)用意されるという。

これに合わせて、クーペではエンジン・ルームを覗くことができたリア・ウインドウが廃され、代わりにダクトが開いたデッキ・リッドでエンジンを覆う。コクピット背後に備わるアルミニウム製のロールバーは外装をブラックまたはカーボンファイバーから選べるという(これをアルファ ロメオでは「halo=太陽や聖像の周りに表れる光輪」と呼んでいる)。スパイダーでは、フロント・ウインドシールドのフレームもカーボンファイバー製となっている。これはルーフを切り離したことによる強度の低下を防ぎつつ、軽量かつ低重心に抑えるためだそうだ。車両重量はクーペと比べ、10kgしか増加していないという。



標準装着されるホイールは前17インチ、後18インチとクーペと同サイズだが、スパイダー用として新デザインを採用(オプションで前18インチ、後19インチも選べる)。カーボンファイバーのベースにクリアのカバーが付けられたヘッドライトは日本や欧州で販売されている4Cクーペと異なるが、米国ではクーペもこのユニットが付けられている。

また、今回のスパイダーではエキゾーストがこれまでの標準とオプションの「レーシング・エキゾースト」に加え、アクラポヴィッチと共同開発したというチタン製のデュアルモード・エキゾースト・システムが(こちらも遅れて)用意される。カーボンファイバーで囲まれた2本のテールパイプは、センター出しとなり、オープン・コクピットにアルファ ロメオの特徴的なサウンドを響かせるという。



ボディ・カラーは新色の3層コート「ジアッロ(黄色)」を含む全7色を設定。インテリアは黒または赤のレザーに赤いアクセント・スティッチのほか、ジアッロの外装に合わせてブラック・レザーに黄色いスティッチも用意された。オプションの「トラック・パッケージ」を選べば、レザー/マイクロファイバー表皮のレーシング・シート(赤または黄色のスティッチ入り)が装備される。

ドライブトレインはクーペの4Cと共通。コクピット背後に搭載するオールアルミ製"1750"(正確には1,742cc)直列4気筒直噴ターボ・エンジンが最高出力240ps、最大トルク35.7kgmを発揮し、「Alfa TCT」と呼ばれる乾式デュアルクラッチ6速トランスミッションを介して後輪を駆動する。ローンチ・コントロールを使えば0-60mph(約96.6km/h)まで4.1秒で加速し、最高速度は160mph(約257.5km/h)と発表されている。




往年の名車「ティーポ33/2 ストラダーレ」を想わせる美しいファストバック・スタイルのリア・ウインドウを失った代わりに、直噴ターボとなってもアルファ ロメオに相応しく調律されたサウンドと、そしてもちろん陽光と風を存分に浴びることができる4C スパイダー。後方から見るとますますロータス エリーゼに似てしまったという声も聞かれるようだが...。オープン好きのアルフィスタは、FRになると言われる次期型スパイダーとこれで迷うかも知れない。米国では今年の夏に発売予定だとか。日本仕様の発表を心待ちにしながら、ギャラリーにご用意した公式画像とデトロイトで撮影した写真、そして走行シーン(残念ながら音はないけれど)や発表会の様子を収めたビデオで、その麗しい姿を存分にご覧いただきたい。






By Hirokazu Kusakabe

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