【東京オートサロン2015】三菱自動車は、最終進化型の「ランサーエボリューションX」を出展!
東京オートサロン 2015 with NAPAC三菱自動車ブースで最も注目すべき1台は、やはり「ランサーエボリューションX Final Concept」だろう。1992年に世界ラリー選手権グループAのホモロゲーション取得のために発売された高性能セダンも、ついにその歴史に幕が下りようとしている。今回の東京オートサロンに出展された車両は"Final Concept"の名前が表す通り、その最後を飾る特別限定モデルを予告するものだ。

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"カスタムカーの祭典"であるオートサロンのために、三菱自動車の担当者によれば「HKSさんに協力してもらって」仕立てたという"エボX"は、マットブラックのボディにHKS製のスポーツタービンをはじめとするチューニング・パーツが組み込まれ、最高出力480psと発表されている。三菱の方に訊いたところ、最終限定車として市販されるモデルは流石にそこまでのチューニングは施されないそうだが、それでも標準仕様の300ps/6,500rpmよりは多少アップさせる予定だとか。マットブラックのボディカラーも「製品としてお客様に提供するのは難しい」というが、各部に赤いステッチが施されたインテリアは、ほぼそのまま市販モデルにも採用されるという。この「最終進化型ストリートモデル」と三菱が呼ぶ展示車は、そのまま製品化されるわけではないけれど、市販のチューニング・パーツでここまで出来るというランエボのポテンシャルを見せ付け、最後にユーザーを挑発しているとも受け取れる気がした。




三菱の方に寄れば、ランサーエボリューションXの生産終了は「海外市場の規制をクリア出来なくなったため」だそうで、国内ではこれまで通り販売することに問題はないそうだが、「日本市場だけで売るのでは、残念ながらやっていけません」とのこと。今後はパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2014年にクラス優勝した「MiEVエボリューション」や、アジアクロスカントリーラリーの電気自動車クラスに出場している「アウトランダーPHEV」に代表されるような、電気モーターを使った車両で参戦できるモータースポーツに挑戦して結果を残し、そこで磨かれた技術を市販車にフィードバックする形で高性能モデルを開発していきたいと仰っていた。今までのようなランサーエボリューションはなくなってしまうけれど、ラリーやストリートを舞台とする戦いの中で培われた、特に4輪を電子制御する技術などは、今後も間違いなく受け継がれていくそうだ。

現行のエボリューションXは発売から7年、その原型となった「コンセプトX」が発表されたのは2005年の東京モーターショーだから、すでに9年以上も経過しているにも関わらず、ステージに置かれたその姿は精悍なスポーツ・セダンとして今でも決して古びていないと思われた。それが三菱による秀逸なデザインのためなのか、それとも20年以上の進化でクルマ自体が身に付けたオーラが、さらに低い車高とマットブラックのボディで増幅されているためなのか、あるいは単なる記者の思い込みなのか、今は判断がつかない。そしてまた、今後もクルマ好きの胸を躍らせるような次世代のエボリューション・モデルが三菱から登場するのかどうか、そしてそれが一体どんなクルマになるのかも、今は検討もつかない。ただ1つだけ確かに分かっているのは、ファンなら間もなく台数限定で発売される最終モデルを、絶対に手に入れるべきだ、ということである。


三菱自動車 公式サイト
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/



By Hirokazu Kusakabe

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