【東京オートサロン2015】レクサスは2台の「RC F」、
1月9日から11日までの3日間で30万9,649人の来場者を集め、過去最高記録を更新して幕を閉じた東京オートサロン with NAPACの会場から、一風変わった展示で意表を突くレクサスのブースをご紹介。

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今回は、昨年10月に発売された2ドア・クーペの高性能バージョン「RC F」をベースに、FIA GT3規定に合わせて製作されたレースカーのコンセプト・モデルを、「LEXUS SOUND STUDIO "F"」と名付けられた空間に置き、天井から吊り下げた無数のヘッドフォンを使って来場者に「こだわり抜いた"F"のサウンドを体感」してもらおうというものだった。


ヘッドフォンは2種類あり、1つを耳に当てるとRC F GT3のエンジン音が聞こえ、また別のヘッドフォンからはエレクトロニック・ダンス・ミュージックが聞こえてくる。オランダ出身のSick Individualsというミュージシャンが手掛けたオリジナル楽曲は、RC F GT3の走行音をサンプリングしたというが、こんなところでそんな音楽をのんびりと聴く気には、少なくとも記者はなれなかった。RC F GT3のエンジン音はというと、確かに自然吸気らしい高く澄んだ音ではあったが、ヘッドフォンではその要素として重要な空気の震えが伝わらず、目の前に置かれた実車ほど興味深いものではなかったというのが正直な感想だ。



最高出力540ps以上にチューンされたV8エンジンを積むというRC F GT3は、ワイドに張り出した前後フェンダーによって全幅が2,000mmに拡大され、車高は1,270mmまで落とされている。大きく突き出したフロント・スポイラーとNACAダクトが開けられたボンネットに間に位置するメッシュの"スピンドル・グリル"は、やっと本来のあるべき姿に収まった、という気さえする。BMW Z4 GT3メルセデス SLS AMG GT3、そして日産 NISMO GT-R GT3など、世界中の手強いライバルを相手にどんな戦いを見せてくれるか、大変楽しみだ。



ブース内に展示されていたもう1台のRC Fは、TRDが開発中の「CCS コンセプト」と名付けられた仕様。エンジンはノーマルのまま、ボディにCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製エアロパーツを付加し、シャシーと足回りなどが強化されている。「CCS」とは「サーキット・クラブ・スポーツ」の略であり、GT3マシンの開発で得られたノウハウが応用されており「サーキット走行はもちろん、公道でも楽しいクルマに仕上げます」とTRDの担当者は仰っていた。過去の「IS F」に設定されていたチューニング・パーツと同様に、製品化を目指しているとのこと。20インチの鍛造ジュラルミン製ホイールに、前255/30ZR20、後275/30ZR20というサイズのコンチネンタルタイヤ製「ContiSportContact 5P」を装着。排気系はセンターパイプまでチタン製だ。

ユニークな展示方法に一瞬戸惑うが、車両は意外と硬派な本格派、というレクサスのブース。自動車ジャーナリストの飯田裕子さんによるインタビュー映像も是非、ご覧いただきたい。








レクサス 公式サイト:東京オートサロン 2015

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