予想落札価格は約6,000万円! 1984年型アウディ「スポーツ クワトロ」がオークションに出品
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自動車オークションでは、フェラーリブガッティといった欧州製スポーツカーが天井知らずの落札価格を更新し続けている。だが、今回ご紹介するのはスポーツカーというより"ホットハッチ"だ。にもかかわらず、来年1月に米アリゾナ州で開催されるオークションでの落札価格は35万~47万5,000ドル(約4,200~5,700万円)にもなると予想されている。

もちろん、これはただのホットハッチでない。その原型にもなった伝説的なアウディ「スポーツ クワトロ」。これまで作られたホモロゲーション・ラリーマシンの中でも、最も熱狂的な人気を誇る1台と言えるだろう。先代の「Ur-クアトロ」よりホイールベースが短く、機敏なハイドリングを備えたスポーツ クワトロは、かつてモンスター級の"速すぎる"マシンで争われたWRC(世界ラリー選手権)グループB規定に合わせて1983年にアウディが開発した。これはつまり、ランチア「037」フォード「RS200」フェラーリ「288 GTO」などのライバルと闘うために生まれ、ホモロゲーション取得のために200台を製造販売する義務が課せられていたことを意味する。

そこでアウディは、当時設立して間もないクワトロGmbH(アウディの高性能スポーツモデルを手がける同社の完全子会社)とともに計214台の公道用市販モデルを生産した。今回出品されるのはそのうちの1台で1984年製。現存する同モデルの中でも非常に良い状態と思われる。前オーナーは、日本有数のコレクターとして知られる神戸在住の岡本芳邦氏で、走行距離はわずか8,300km。最近コネティカット州にある国内最大級のアウディ・ディーラーで徹底的な整備点検も受けている。これまでこのスポーツ クワトロが米国で販売されたことはなかったが、すでに米国内で登録済みとなっており、30年前のクルマとは思えないコンディションですぐにでも公道走行が可能だ。

オークションは2015年1月15~16日、アリゾナ州ビルトモアのRMオークションによるイベントで開催される。コレクター向けメディア『Sports Car Market』によると、2013年9月に英オークション会社ボナムスのオークションで落札された1985年型スポーツ クワトロは18万4,860ドル(約2,200万円)だったが、今回出品の1984年型は事前の推定落札価格でほぼ2倍に迫る値が付けられている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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