今年も師走を迎え、米国IIHS(道路安全保険協会)が乗用車2015年モデルの衝突安全評価を発表した。昨年と比較すると、高評価を受けたクルマは大幅に増えており、アメリカで販売されている乗用車の安全性が年々高まっていることを示している。

IIHSの発表によると、2015年モデルを対象とする安全評価では33車種が最高評価となる「トップセーフティピック(TSP)+」を獲得、38車種が「トップセーフティピック(TSP)」に認定され、合計71車種の乗用車が安全性が高いと認められた。これは昨年の「TSP+」22車種、「TSP」17車種の数字と比べ、かなりの増加である。

しかも今年はTSP+獲得のハードルがさらに引き上げられている。最新のテストでは、乗用車は衝突被害軽減ブレーキを備えていなければならない。しかし以前はドライバーへの警告装置が必要なだけであった。そのことを考えると、今年の結果はなおさら素晴らしいものに感じられる。

また、今回の認定リストを見ると、自動車メーカーが新しい試験に対応を図っていることも窺える。2013年には117車種がTSP、13車種がTSP+を獲得していたが、しかしその後、IIHSはその基準を改正し、トップセーフティピックに認定されるためには4種類のクラッシュテストでGood(優)を獲得することに加え、スモールオーバーラップ衝突試験(車体前面の運転席側1/4を約64km/hでバリアに衝突させる)でGood(優)、またはそれに次ぐAcceptable(良)の獲得を義務付けた。これにより、翌2014年にはTSP獲得車種が僅か17車種にまで減ってしまったのだ。ところが今年は獲得車種数が増えており、どうやら自動車メーカーは、衝突試験でどうしたら良い評価が得られるのかを見抜いたようだ。

特に際立った結果を出したメーカーとして、IIHSはいくつかのモデルで衝突被害軽減ブレーキを標準装備しているボルボメルセデス・ベンツ、そしてアキュラを称賛している。スバルは全7車種のモデルで、TSP+またはTSPの評価を得ている。さらにトヨタ及びホンダも7車種で認定を得た。なお、IIHSはシビックアコードの2ドア・クーペと4ドア・セダンを別々に評価しているが、どちらもTSPを獲得している。

それでは、IIHS代表が衝突安全評価について解説しているビデオをご覧いただこう。認定車種リストはこちらからどうぞ




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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