スバルの6気筒エンジンが近い将来に生産打ち切りに!?
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自動車ファンの中には、ダッジ「チャレンジャー SRT ヘルキャット」のスーパーチャージャー付6.2リッターV8エンジンや、シボレー「カマロ Z/28」に積まれた7.0リッターV8エンジンを好む人も多いだろう。しかし、我々が生きる今という時代は、小排気量エンジンにターボチャージャーを付けた"ダウンサイジングターボ"が主流となってきているのが事実だ。数年前なら6気筒エンジンを積んでいたモデルでも、今では4気筒ターボエンジンを搭載するのが定番となっている。スバルもこの流れに乗り、3.6リッター水平対向6気筒エンジンの生産をやめるかもしれないというニュースを、オーストラリアの自動車情報サイト『Car Advice』が伝えている

もっとも、かつて世界ラリー選手権でその名が知られた「WRX」をはじめ、スバルというブランドはすでに4気筒ターボ・エンジンと強く結びつけて考えられているので、BMWなど他社のファンに比べると、スバリストたちが大騒ぎすることはないだろう。実のところ、現在6気筒ボクサー・エンジンを搭載しているモデルは「レガシィ」と「アウトバック」だけである。

『Car Advice』は、スバル技術本部・車両研究実験総括部の次長を務める堀陽一氏に、同社が考えるパワートレインの今後の方向性、少なくともオセアニア圏向けとして検討されているプランについて取材。堀氏は「6気筒エンジンが世界で姿を消しつつあることは認識しています。現に多くのメーカーがより小さいエンジンにターボチャージャーを付けたり、あるいはディーゼル・エンジンやハイブリット・システムを採用したりしていて、これからもその傾向は続くでしょう」とコメント。さらに、「ボディサイズを考えると、2.0リッターのターボチャージャー付きが妥当ではないでしょうか」と持論を展開した。堀氏によれば、スバルが水平対向6気筒エンジンの生産を続けてきた大きな理由は、4気筒ターボ・エンジンの方がオイル交換などのメインテナンス・コストが高くつくため、毎日乗るクルマには自然吸気6気筒の方が適していると考える人が多いからだという。

すでに米国では「WRX」と「フォレスター」に設定されているターボチャージャー付き2.0リッター4気筒水平対向エンジンが、レガシィやアウトバックにも搭載されるだろうということは、容易に想像できる。今回の堀氏のコメントはオーストラリア市場に向けてのものだが、今年初めに噂された、レガシィなどミッドサイズのモデルに排気量を縮小した水平対向6気筒エンジンが搭載され、4気筒エンジンは直噴ターボとなるという説の真偽が気になるところ。今後の動きに注目したい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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